えっ、プリベンション、なにそれ?その17

こんにちは! 守谷市古谷歯科医院 古谷 容(いるる)です。

 

 

「・・・・なんてね・・・じつはね、与太郎さん・・・むにゃむにゃ」

 

寝言です。

 

どひょ〜〜〜(笑)。

 

「やっぱり続きがあったんすね、さすがっすね、やっぱ先生は(違うと思ってたぜ)」

 

「まあまあそうは言っても続きが知りて〜な、どうだい与太さん」

 

「そうだよね、でも源ちゃん、先生、寝てたんじゃ聞けね〜し、困ったもんだね」

 

 

おいおい与太郎さん、普通に“源ちゃん”って言ってますけど、先輩ですよ、源内先生は!ってかタメ口だし。それに超有名人なんですよ。分かってます?まっいいか(笑)。

 

 

「そうだねぇ、大家さんどうしますか、でも大家さん、先生から聞いてるんでしょ?治療のとき」

 

「そうですね、でもだいぶ前のことですし、大方忘れちゃってますけど・・・」

 

「いいじゃね〜ですか大家さん、松の湯ののりで教えてくださいよ」

 

「松の湯ののり?なんだいそりゃ」

 

「まあ源内先生、いいじゃないですか」

 

「そうですか。松の湯での話はなんでしたっけ。そうそう、そうでした」

 

「大家さん一人で何納得してるんです」

 

「いえね、何を話したのかなと思いましてね。体の皮膚やお腹の中にいるばい菌の話でしたね」

 

「そうですよ、なんてったってあの架純ちゃんもばい菌だらけっていう・・・」

 

「何いってんの与太さん、そんなの人間いや生き物である以上当たり前だって」

 

「・・・・・・」

 

「それより大家さん、口の中はどうなってんですか?先生はなんと言ってたんですか?」

 

「そうだこれが知りて〜んだよ、なあ与太さん。俺も口ん中のことまでは分からね〜からな」

 

「なんでも先生が云うには、口の中にはなんと、500から700種類のばい菌がいるんだそうですよ」

 

「えっ、なん種類ですって?」

 

「ですからおおよそ500から700種類ですって」

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

「じゃあ大家さん、数の方はどうなってんです?」

 

「数ですか?あんまり言いたくはないですが、いいんですか?」

 

「知りて〜から聞いてんじゃね〜ですか、早く言ってくださいよ!」

 

「そうですか。じゃあ言いますよ。いいですね?じゃあ行きますよ。先生に教わってきちんと口の手入れができている人で、おおよそ2000億個だそうです」

 

「えっ2000億??口の中に?2000億個?」

 

「いや〜そりゃびっくりですね、大家さん。さすがの俺もそこまでとは知りませんでしたよ」

 

「それじゃあ大家さん、あっしみて〜に手入れが全然できてね〜やつはどうなんです?」

 

「そうですね、与太郎さんみたいに適当にやってる人の場合は、4000から6000億個じゃないかって言ってましたよ、先生」

 

「あ〜〜〜〜〜」

 

「・・・・・・」

 

 

先生は寝てるし、与太郎さんと源内先生は目がポチポチってなってるしで、すっかり盛り下がってしまいましたよ(笑)。

 

「・・・・なんてね・・・じつはね、与太郎さん」先生、復活です(笑)。

 

あらあらまた長くなってしまいました。続きは次回。

 

おあとがよろしいようで!