えっ、プリベンション、なにそれ?その12

こんににちは!守谷市 古谷歯科医院 古谷 容(いるる)です。みなさんご機嫌いかがですか?

 

皮膚には1兆個の細菌がいる、と聞いた与太郎さん。私たちと共生して皮膚に潤いを与え、よろしくない細菌などの侵入を防いでいる、とも聞きました。

 

でも、「気持ち悪っ!」って気持ちは変わりません。

 

 

「じゃあ与太郎さん、お腹の中にはどのくらいのばい菌がいると思いますか?おへその下辺りなんですがね・・・」」

 

「へその下あたりですかい・・・下っ腹ですね?」

 

「そうなりますね」

 

「でもね、大家さん、確かに皮膚にはいるかも知れね〜ですがね、百歩譲ってですよ、でも身体の中にはいね〜んじゃね〜ですか、大家さん。さすがにまずいっすよ、ばい菌が腹の中にいたら、そうでしょ?」

 

「確かにそうですよね、でもね与太郎さん、どうもそうでもないみたいなんですよ、実際はね・・・」

 

「と云うと?」

 

「いいですか心してよ〜くお聞きなさいよ、あなたのお腹の中にはね、100兆個のばい菌が・・・」

 

「ひゃひゃひゃっ、ひゃくちょ〜〜っすか??なんですか、それは??正気ですか大家さん??よく平気でそんなこと言えますね」

 

「いやいや与太郎さん、私も初めは驚きましたよ、なにしろ皮膚より10倍も多いんですから」

 

「ぎゃあ〜〜〜〜!!」

 

 

と大声を出して腰を抜かした与太郎さんでした。それを見ておけいちゃんが飛んできましたよ。

 

 

「どうしたんです与太郎さん、大っきな声出して、ほかのお客さんに迷惑じゃないですか!!」

 

「・・・・・・(酒をくれ!)」

 

「いやおけいちゃん実はね、身体にいるばい菌の話をしていたんですよ」

 

「どんな話しです?」

 

「お腹には100兆個のばい菌がいるって話ですよ」

 

「あ〜〜な〜んだ、その話ですか、私も聞きましたよ、ビックリしますよね」

 

と意外とあっさり。拍子抜けした大家さんは、

 

「えっ、何で知ってるんです?誰から聞いたんです?」

 

「源ちゃんからです。源内先生です(それがなにか?)」

 

 

おけいちゃんのこの一言に、さすがの大家さんも絶句。平静を装うように盃を重ねるのでした(笑)。

 

とその時、ガラガラッと入ってきたのは、

 

 

「あら、源ちゃん、あっ違った源内先生!」

 

 

とまあ新たな展開ですが、今日はここまで。続きは次回。

おあとがよろしいようで(笑)。

 

えっ、プリベンション、なにそれ?その11

こんにちは! 守谷市古谷歯科医院 古谷 容(いるる)です。

 

酔っ払って寝ちゃう前に大家さんからばい菌の話を聞きたい与太郎さん。うまくいくでしょうか。それにしても昼酒は・・・・(笑)。

 

 

「ちょっと待って下さいよ、大家さん。ちょっとペースが早くないですか?」

 

「えっ、そうですか?いつもとおんなじですけどね」

 

「それより、大家さん、源ちゃんが作った、インターネットとやらで調べたんでしたよね、ばい菌」

 

「そうそう、そうでした」

 

「その話を聞きたいんです。結局ばい菌だらけなんでしょ、あっしは?先生が言う通り・・・」

 

「そうらしいですね。私もビックリして信じられなかったんですが、調べるまではね」

 

「そのインターネットってやつですね」

 

「そうなんです。これはとても便利でね、チャカチャカってやるとなんでもすぐに答えが出るんです」

 

「へ〜、そんな便利なものがこの世にあるんですか。横丁の角にいる八卦占いの先生みたいなんですかね」

 

「あはは、そうかも知れませんね(笑)あの先生も元は赤穂のお武家様だったんですがね、あの一件でね・・・、ままっ与太郎さんもどうです、一杯」

 

「いやいやあっしは燗は苦手で、これでやってますんでご心配なく(やっぱ酒は冷でなきゃな)」

 

「そうでしたね、じゃあ私も手酌で・・・」

 

「そんで大家さん、その占いの結果はどうだったんです?」

 

「そうなんですよ与太郎さん、心して聞いてくださいよ」

 

「へい!」

 

「じゃあそうですね、どこのばい菌の話しをしましょうかね、与太郎さんが松の湯に来たきっかけ、体の表面ですね、つまり皮膚、知ってますか、皮膚?ゴシゴシやりたいんでしょ?」

 

「そそうですけど、それがなにか・・・」

 

「皮膚にはね、つまり与太郎さんの体の皮にはね、なんと1兆個のばい菌がいるんですって、1兆個ですよ」

 

「えっ、いっちょ〜こですかい?1兆個って何個なんです?大家さん、情けね〜んですがね、あっしは10までしか数えられないんすよ・・・ひ〜ふ〜み〜ってね(指は10本しかね〜し)」

 

「まま、10まで数えられれば充分ですよ、いいですか、1兆と云うのはね、10を12回かけた数字なんです」

 

「10と10を掛けると100ですかい?」

 

「凄いじゃないですか、そうやって12回繰り返すんだそうですよ。100に10を掛けると1000。そうやっていくとその内1兆になるんです」

 

「するって〜と大家さん、とてつもなくたくさんの山のようなばい菌があっしの皮に住んでるってことになるじゃね〜ですか、生きてるんですかい、気持ち悪っ!!大家さんこんな所で呑んでる場合じゃね〜ですよ、松の湯いきましょう!!」

 

「まあまあ、何を言ってるんですか、今さっき浴びてきたばっかりじゃないですか。いいですか、これはね誰でもおんなじなんですよ、誰もね、私も、あそこにいるおけいちゃんも、あっそうそう、なんでしたか、架純ちゃんでしたっけ、お気に入りの」

 

「えっ架純ちゃんがどうしたんです?ままま、まさか架純ちゃんも!?やっぱり?(先生とおんなじことを・・・)」

 

 

まだ濡れている手ぬぐいを片手に立ち上がりかけた与太郎さん。またまた架純ちゃんもばい菌だらけと聞いて、へなへなと座り込んでしまいましたよ(笑)。

 

それにしても皮膚常在菌が1兆個とは、恐ろしい数字ですね。人によって数や種類は違うといいますが、人間と共生しているようです。そして汗や皮脂を食べ、酸性のうんちやおしっこを出し、皮膚を弱酸性に保ち、結果しっとりとした潤いのある肌を作り維持しているということです。

 

以上、聞いた話です(笑)。この続きは次回。おあとがよろしいようで!

 

 

えっ、プリベンション、なにそれ?その10

 

こんにちは!守谷市古谷歯科医院 古谷 容(いるる)です。

 

松の湯で説教されてる与太郎さん、大家さんと一緒にやっと風呂から上がれましたよ。でも、肝心のばい菌の話はいったい・・・・。

 

「は〜〜〜〜、やっぱり風呂上がりの牛乳は格別ですね、大家さん」

 

ついさっきまでしゅんとしていた与太郎さん、牛乳で元気回復のようですね(笑)。

 

「どうです大家さん、これから“藪”にでも繰り出しませんか?(大家さんのおごりで)」

 

・・・とは、何とも反省のかけらも見られませんね、この人には。

 

渋る大家さんを強引に説得し、結局二人は“藪”へ。昼から一杯やろうって寸法でしょうか(笑)。

 

「ちわ〜」

 

「いらっしゃい、あらお二人揃って、いいですね」

 

「どこがいいんですか、おけいちゃん、こんな酔っぱらいと二人なんて(迷惑なんです、実際)」

 

「まあまあ、大家さんそんなこと言わないで、何にします?あっしはね、とりあえず冷でいいから酒持ってきて、安いのでいいんだよ、そういつものやつね。えっ、つまみ?え〜と、じゃあ焼き味噌で、大家さんはどうします、いっしょでいいですか?」

 

「私はイヤですよ冷なんて、“冷酒と親の小言は後から効いてくる”って云いますからね。私には熱いのお願いしますよ、つまみはね、じゃあ私は、塩辛お願いします」

 

 

“いい歳をして親の小言もないもんだぜ”とあきれ顔の与太郎さんを他所に、大家さんも決して嫌いな方ではないので、

 

「では少しだけ頂きましょう」なんて云いながらちびちび始めたのでした。

 

 

「ところで大家さん、ばい菌の話の続きなんですが・・・」

 

「ばい菌?ああそうでした、ばい菌の話でしたね。私も先生に“ばい菌だらけ”って言われてびっくりしたという話でしたね」

 

「そうです。それが何でか知りませんがね、あっしの酒癖の話になっちまって・・・」

 

「アハハハ、何ででしょうね。あっ、そうそうそうでした、“自分では気が付かないことってたくさんありますよ”という話しでした、そうでした」

 

「気が付かないで平気でいても実はってことありますよってことでした。余所様の目で見たらって話とか」

 

「そうでしたね。今日までそんなこと思ってもいなかったのに、先生から“ばい菌だらけ”って言われて、それから、汚いって思うようになり、いてもたってもたまらず松の湯に来たんでしたね?」

 

「そうっすけど・・・」

 

 

と、飲みながらの話ですので、また変な方向へ行くかもしれませんよ(笑)。

 

 

「私も先生にそう言われてびっくりしたってことは話しましたか?」

 

「つい今さっき言ったじゃないですか、大家さん大丈夫ですか?まっ一杯どうぞ」

 

「おっとっと。それで私も心配になってね、インターネットで調べたんです」

 

「インターネット?なんですそれ?」

 

「あら、あなた知らないんですか、インターネットですよ。ほら最近、讃岐から出てきて隣町に住んでいる、発明家の、え〜と、そうそう平賀、平賀なんていいましたかね、有名なお人ですよ。おけいちゃん知ってますか?」

 

「なんですか?」

 

「平賀って言う発明家、知ってる?」

 

「あ〜、源ちゃんね。源内先生でしょ?知ってますよ、知ってるなんてもんじゃないですよ」

 

「えっ?」

 

「うちのお客さんですから・・・源ちゃん」

 

 

とまあ、なかなか本題に入れないご両人です。

 

おあとがよろしいようで、この続きはまた(笑)。

えっ、プリベンション、なにそれ?その9

えっ、プリベンション、なにそれ?その9

 

こんにちは!守谷市古谷歯科医院 古谷 容(いるる)です。

 

「え〜い、もったいぶらないで早く教えてくださいよ!」

 

こぶしを握ってガバッと立ち上がった与太郎さん。結果“一物”が大家さんの鼻先に・・・。

 

 

「止めて下さい、与太郎さん、汚いもの目の前に出さないで下さい!」

 

「あっすいません、失礼しました。でも汚いものはないですよ、大家さん(よ〜く洗ったからきれいだし)」

 

「そうですか、でも汚いものは汚いものです。自分ではそう思っていなくてもね、よそ様から見たら汚く感じるってこともあるんですよ。まっ座りなさんな」

 

「・・・・(せっきょう??)」

 

 

なにやら大家さんはひとこと言いたいことがあるみたいです(笑)。

 

 

「一昨日の晩の事ですよ、憶えてますか?」

 

「へい、豆腐屋のサダと一杯やってましたけど・・・それがなにか」

 

「それがなにかじゃないですよ、まったく!どこで呑んでたんです?」

 

「最初は飯田屋。どぜうで一杯やりました。駒形にしようか飯田屋にしようか迷ったんですけど、やっぱり飯田屋にしました。いや、うまいのなんのって、酒は進むし、たまんないっすね、どぜう、ごぼうがね・・・」

 

「なにがごぼうです、そこで終わったわけじゃないでしょ?最後はどこだったんです?」

 

「え〜と、それがですね、よく憶えてないんですよ。情けないことに。昨日サダに会ったんで聞いてみたんですが、サダも覚えてないって・・・」

 

「ほ〜らごらんなさい、こういうことなんです、私が言ってるのは。いいですか、私のほうがよっぽど知ってますよ。サダは豆腐屋ですから、朝が早いんで、帰るって何回も言ってたのに、お前さんはそんなことには耳も貸さず、夜中中引っ張り回し、もうネタがないっていう寿司勝でゴネて大暴れだったそうじゃないですか」

 

「・・・・」

 

「みねちゃんも泣いてましたよ。正体がなくなったお前さんを寿司勝の親父とおかみさんで送ってきてくれたんですからね。平謝りでしたって、みねちゃん」

 

「・・・・」

 

「こういうことなんですよ、いいですか、自分ではいいと思ってやっていることでもね、世間から見たら、目を覆いたくなる、ということもあるんです、一昨日のお前さんのことですよ、どうです?」

 

「・・・分かりました分かりましたよ大家さん、もう勘弁して下さい。これからみんなに謝ってきますから、よ〜く分かりました、以後気を付けますから」

 

「一番は誰に謝るんです?」

 

「そりゃあ寿司勝のおやじと・・・」

 

「違います、みねちゃんでしょ?一番は」

 

「・・・だから今朝機嫌が悪かったんだ・・・」

 

「まったく幸せなお人ですよ、あなたは・・・」

 

「・・・とと、ところで大家さん。ためんなるお話の途中で失礼なんですけど、今の話とばい菌の話はなんかつながりはあるんですかい?(関係ないんじゃ?)」

 

「・・・・」

 

 

あれあれ?なにかちょっと話がずれてきちゃったようですよ。何を言ってるんでしょう?大家さんも熱い湯に長いこと浸かってたので、頭がぼ〜っとしてきちゃったんですね。それでいつもの説教口調に・・・。

 

 

「ままっ、大家さん大家さん、よ〜く分かりました。顔真っ赤ですよ。ちょっと上がりませんか?お〜い、トメ!!」

 

「うるさいな、手を離しなさい、トメ、大丈夫ですよ、離しなさいって!!」

 

「分かりました、はいはい」

 

「何がはいはいです、年寄り扱いしないで下さい!」

 

 

というわけで風呂から上がった二人です。

 

今日はこのへんで、おあとがよろしいようで(笑)。

 

 

 

えっ、プリベンション、なにそれ?その8

こんにちは! 守谷市古谷歯科医院 古谷 容(いるる)です。

 

口の中は言うに及ばず、身体中ばい菌だらけと先生から聞かされた与太郎さん、「やっぱ、先生、ひとっ風呂浴びてきます、じゃあまた〜」と飛び出していったのでした。

 

「あっ与太郎さん、まだ話が・・・」

 

 

「ったく、身体中ばい菌だらけなんてちょっと信じられないぜ、まして架純ちゃんもだなんて、云うにことかいて・・・(失礼な)」

 

 

なんてブツブツ云いながら歩いていると、いつの間にか松の湯の前。ちょうど玄関前を掃除中の三助のトメが、

 

「あれ与太郎さん、朝浴びたじゃね〜ですか。なんです、朝浴びて昼もだなんて、豪勢じゃね〜ですか、でも、なんかあったんすか、暗い顔して・・・」

 

「豪勢でも何でもね〜し、なんにもね〜よ、うるせ〜な」

 

「おっ、ご機嫌斜めですか(笑)」

 

「うるせ〜っつの」

 

「あっそういや〜、大家さん入ってますよ、ついさっきです」

 

「えっホントかい?ちょうどいいや、大家さんに話し聞いてもらおうかな」

 

 

大急ぎで着物を脱ぐと、

 

 

「ちわ〜、ご無沙汰しています、大家さん、お元気そうで何よりです」

 

「お元気そうで何よりって、なんです気持ちの悪い、どうしたんです、何かあったんですね、その顔は」

 

「・・・・」

 

「図星ですね、話してみなさいよ、誰も居ないんですから(大丈夫かねこの風呂屋は)」

 

「いえね、大家さん、実はさっき先生ンとこへ行ってきたんですよ」

 

「ほ〜、それで?」

 

「・・・、あっしはばい菌だらけって言われたんです」

 

「あはは、ばい菌の話しですか。そうですか、その話は私も聞きしましたよ。ためになる話だったでしょ?でも、それがどうしたんです?」

 

「あっしはそりゃあ汚ね〜からいいにしても、架純ちゃんもだって云うから帰〜ってきたんです(プイッとね、ケツまくっちゃうよ)」

 

「えっ架純ちゃん??なんですそれは?」

 

「まっ、いいっすよこの話は・・・(ご老体には関係ないし)」

 

「そうですか。でも、それって、むし歯菌の話ですね?」

 

「そうです。むし歯の原因はあんころ餅やおはぎじゃないって、先生そう言ってました(日本酒も違うって・・・)」

 

「いいじゃないですか、あ〜たのむし歯の原因が分かったんですから」

 

「でも身体中ばい菌だらけって・・・」

 

「やっぱりね、実は私もそう言われてびっくりしましてね、いろいろと調べたんですよ」

 

「えっ、そうだったんですかい、大家さんもビックリしたんですね」

 

「そりゃあそうですよ。それでね、分かったんです」

 

「え〜い、もったいぶらないで早く教えてくださいよ!」

 

 

というわけで、二人とも顔が真赤になってきましたので、今日はこのへんで。

 

おあとがよろしいようで(笑)。

 

えっ、プリベンション、なにそれ?その7

 

こんにちは! 守谷市古谷歯科医院 古谷 容(いるる)です。

 

ついに虫歯の原因は“むし歯菌”と知ってしまった与太郎さん。

 

「ってことは何ですかい、先生!あっしの口ん中には、なんですか、その“

むし歯菌“ていう、バイキンがいるってことですかい?(カタカナで云うとバイキンマンって感じだぜ)」

 

「そうなりますね」

 

「えっ、・・・・あっしの口ん中にばい菌??」

 

「どうしたんですか?」

 

「どうしたんですか、と言われましても、その〜(信じられないぜ、実際)」

 

「信じたくない気持ちはわかりますが、本当のことなんですよ、これは」

 

「・・・・」

 

「いいですか与太郎さん、人はね、ばい菌だらけなんですよ。ほらこの私の顔とか腕とかの皮膚にもね、ばい菌はいっぱいいるんです。お腹の中にもですよ、それに口の中にもです」

 

「・・・・」

 

「常に存在する菌、つまり、難しい言葉で云うとね、“常在菌”っていうんですよ」

 

「じょ〜ざいきん・・・?」

 

「そうです、さっき言った皮膚にはね、“皮膚常在菌”おなかには“腸内常在菌”そしてお口の中には、“口腔内常在菌”ってばい菌が居るんです。しかも山のように満載してるんですよ」

 

「そんなんじゃ汚くてしょうがね〜じゃね〜ですか、先生!これからひとっ風呂浴びて、そうそう三助のトメによ〜く流してもらってきますよ、先生、一緒に行きませんか?」

 

「何を言ってるんですか、それに朝行ってきたんでしょ?」

 

「そんなこと言ったって、あっしの身体にばい菌がうようよいるって聞くと、もう気持ち悪くて気持ち悪くて・・・(抗菌グッズ買いに行こ)」

 

「いいですか与太郎さん、あなたがよしえさんのお腹の中にいた頃はばい菌なんてそりゃあ一匹もいませんでしたよ。でもね、ヨイショ!ってね、この世に出てきてからは、それはそれはたくさんのばい菌と一緒に生きてるんですよ、28年もね。みんなそうなんですよ、誰でもです。それにあなたの大好きな架純ちゃんもばい菌だらけなんですよ」

 

「えっ、あの架純ちゃんにもばい菌が?(絶句、まさか)」

 

「これをね、難しい言葉で云うと、“共生”って云うんです。一緒に生きているってことなんですね、助け合ってるんですよ」

 

「きょ〜せ〜、ですかい?でもあっしはばい菌なんかに助けてもらってる覚えはありませんぜ、実際(何云ってんだかこの人は、大丈夫か?)」

 

 

とかなんとか云いながら、自分を合理化しようとしていますね。聞いたことのないような話の連続で、少々疲れ気味の与太郎さんでした。

 

今日はこのへんで、あおとがよろしいようで(笑)。

 

注)本稿での“ばい菌”は一般用語であり、生物学的には“菌”“細菌”あるいは“微生物”である。また“よしえさん”は与太郎さんの母上である。以上、蛇足でした。また架純ちゃんとは、あの有村架純ちゃんだかなんだか、ご想像にお任せいたします。架純ちゃん、ゴメン!(笑)。

 

えっ、プリベンション、なにそれ?その6

こんにちは!守谷市古谷歯科医院 古谷 容(いるる)です。

 

 

「じゃあ与太郎さん、むし歯の原因は、あんころもちやおはぎですか?」

 

とたたみ込まれた与太郎さん、さすがにちょっと、ムッとしているみたいですよ(笑)。

 

 

「・・・・、ちょっと待って下さいよ、先生」

 

「なんです?」

 

「確かにおかしいすっね、インフルエンザや結核はウイルスや菌、最近流行りのエイズもウイルス、こんなの常識だし・・・平昌で流行りのノロもウイルスだし・・・」

 

「ほ〜」

 

「何でむし歯はあんころもち・・・・(変だなこれは・・・)」

 

 

さすがの与太郎さんも“ちょっとおかしいんじゃない”って気付いてきたみたいですね。

 

 

「先生!むし歯もウイルスやら菌やらってのがいるんですかい?いや、そうにチゲ〜ね〜。先生!そうなんでしょ?あんころもちじゃあね〜んですよね?」

 

「・・・・ほ〜」

 

「ほ〜じゃね〜ですよ、どうなんです、先生!どうなんです?サア〜、サア〜、サアサアサアサア〜〜!」

 

「♪〜知らざあ言って聞かせやしょう、浜の真砂と五右衛門が、歌に残せし盗人の〜〜」

 

「先生、ちょっと待って下さいよ、先生!白波五人男じゃあね〜んですから」

 

「おっと、そうでした、お前さんがサアサア〜なんて云うもんですから、つい調子に乗ってしまって・・・(今はまってるもんで歌舞伎・・・)」

 

「浜松屋ですかい、先生?頼みますよ、仕事中ですよ、仕事中!」

 

「アハハハ、私としたことが、申し訳ありませんでした、与太郎さん、ところで何の話でしたっけ?」

 

「・・・・。なんの話じゃねあ〜ですよ、あんころもちやウイルスの話ですよ」

 

「そうでしたね、そうでした」

 

「そうでしたって先生、大丈夫ですかい?それでなんなんです、その〜、むし歯の原因ってやつは?まさか“むし歯菌”なんてことはね〜ですよね、まさかね、あはは〜」

 

「・・・・(汗)」

 

「えっ、なんですこの沈黙。そのまさかなんですかい?」

 

「ピンポ〜ン、正解です!凄いですね、与太郎さん!その通りですよ!」

 

「やっぱりそうですかい、そうじゃね〜かなって思ってたんですよ。実際あんころ餅ってのはやっぱり変ですよね、ど〜考えてみても(笑)」

 

 

と、まあこんな塩梅で、むし歯の原因は“むし歯菌”と知った与太郎さんでした。

これからどうなりますやら。

 

本日もおあとがよろしいようで(笑)。

えっ、プリベンション、なにそれ?その5

こんにちは! 守谷市 古谷歯科医院 古谷 容です。

なにやら少しむずかしい話になってきたようですよ。与太郎さん、大丈夫でしょうか?

 

「ところで与太郎さん、インフルエンザの原因ってなんだか知ってますか?」

 

「なんですか先生、藪から棒に。知ってますよ、テレビでも新聞でもうるさいくらいやってますからね。ウイルスです。A とかBとかあるんでしょ?」

 

「ほ〜、正解です!凄いですね」

 

「・・・・」

 

「じゃあ、結核と云う病気、聞いたことありますよね。これの原因は?」

 

「菌です。結核菌(きっぱり)」

 

「・・・・、正解、凄いですね与太郎さん」

 

 

このように体の病気については、与太郎さんを含め皆さんよくご存知です。また血圧の正常値や血糖値、肝臓のデータや尿酸値、中性脂肪等々。病院でもらった“短冊”の自分の検査結果と正常値を見比べて「あ〜でもない、こ〜でもない」と一喜一憂しているのをよく見かけます。

 

みなさん、いかがですか?(勿論私もその一人ではありますが・・・笑)。

 

 

「それでは与太郎さん、むし歯の原因は?」

 

「そりゃあ、あれですよ、あれ・・・」

 

「あれってなんです?」

 

「甘いもんです、昔死んだ婆さんがね、よくくれたんです、あんころ餅とかおはぎとか。まあこれが旨いのなんのって、婆さんこれ自分で作るんですよ。そんであっしが好きなの知ってるんで、のべつ作ちゃ〜くれるんです。食べな、とか言って。嬉しそうな目〜してね。そんで夜なんかそのまま寝ちゃうもんだからひとたまりもないですよね」

 

「ほ〜」

 

「そんで、大人になってからは、ほら、先生もご存知のように、酒呑んじゃあ大暴れで、そのまま寝ちゃうし・・・歯の掃除、ですかい?そんなもん適当ですよ。やったりやらなかったりで・・・(盆と正月くらいかな)」

 

「そうですか、与太郎さんは両刀なんですね」

 

「なんです、その両刀ってのは」

 

「甘いものも好きでお酒も大好きって人のことですよ」

 

「確かにそうですね。甘いものには目がないんですよ。それに酒も。そんでこの間、町の検診で血液検査したんですよ」

 

「ほ〜それでどうでした、結果は」

 

「そこなんですよ、血糖値がちょっとヤバイことが分かったんです。空腹時と食後血糖値ってのがあって・・・それにヘモグロビンなんとかってのもあるんですかい?あっしの場合やっぱり糖尿の気が・・・インスリン・・・膵臓、ランゲルハンス島・・・それに酒飲みだから肝臓のGPT、GOTが・・・」

 

「まあそれはいいんです。それにしてもよく知ってますね、与太郎さん」

 

「そりゃあそうですよ、身体の事ですから必死ですよ」

 

「で、むし歯の原因はなんでしたっけ?」

 

「だから、先生、何度も言わせないでくださいよ、甘いもんとてきと〜な歯ブラシです!チョコも好きだしケーキもクッキーも、日本酒も(これも砂糖か・・・)」

 

「じゃあインフルエンザは?結核は?エイズは?」

 

「くどいな〜先生も、ウイルスや菌です」

 

「じゃあむし歯は?あんころもちやおはぎですか(笑)」

 

「・・・・」

 

 

ってな感じで今日も長くなってしましましたので、このへんで。

おあとがよろしいようで(笑)。

 

与太郎さん、がんばれ〜〜〜!!

えっ、プリベンション、なにそれ?その4

こんにちは! 守谷市 古谷歯科医院 古谷 容です。

 

何回も“むし歯は立派な病気!”と知らされた与太郎さん。頭の中はいわゆる大混乱ってところでしょうか(笑)。

 

 

「ところで与太郎さん、むし歯はどうしてできると思いますか?」

 

「どうしてって先生、そんなの当たり前じゃないですか」

 

「どんなふうに当たり前なんです?」

 

「そりゃ、あれですよ、め〜にも云いやしたが、婆さんから聞いた話じゃ、あれでしょ?」

 

「なにがあれなんです?」

 

「年行きゃぁ誰だって歯はぼろぼろになるって、あれですよ」

 

「そうでしたそうでした、そう言ってましたね」

 

「年取りゃあ、歯は抜けるし目は見えなくなるし、耳だって遠くなるってあれデスよ」

 

「じゃあ与太郎さんはまだそれを信じているんですね?それじゃあ諦めるしかないですね(笑)。これからどんどん年齢が上がっていくに従って、ますますひどい事になっていくんでしょう?与太郎さんはまだ若いので、幾つでしたっけ、えっ28ですか、まあ80過ぎくらいまで生きるとして、そうですね、あと50年位は苦しみ続けるわけですか。大変ですね。これから随分と長いこと苦しむんですね(笑)」

 

「・・・・よしてくださいよ、先生も意地悪ですね(医療人の風上にもおけね〜ぜ)」

 

「そうなってからでもいいし、そうならないように今のうちに予め手を打つこともできますけど、どうします?」

 

「どうしますって、そうならないようになりたいから、ここに居るんじゃないですか」

 

「あっそうでしたね、すみませんでした。じゃあ話をもどしましょうか」

 

「早く先へ行きましょうよ、じゃぁむし歯は何でできるんです?」

 

「知りたいですか?」

 

「知りたいっす。お願いします!!」

 

 

解説

ここで質問です。

 

「先生はどうしてむし歯の成り立ちや原因、つまりどうしてできるのかに固執するのでしょう?」

 

答えは「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」と云う孫子の教えです。

 

むし歯の“原因と機序”、つまり何が原因でどのようにしてできるのかを知れば、治療に役立つし、治療を受けた歯が良い状態で長持ちするし、何より“予防”ができ新しい虫歯ができない、と云う良いことずくめになるからです。つまり与太郎さんがこれから受けようとしている、プリベンション・プログラムが彼のこれからのにとってどれだけ大切で、おそらく彼の人生を大きく変えるくらいのインパクトを持っているものと信じています。そして与太郎さんが学んだことは、目には見えない無形の“財産”となり、”一生の宝”となることでしょう。

 

本日はこの辺で、おあとがよろしいようで(笑)。

えっ、プリベンション、なにそれ?その3

 

こんにちは! 守谷市 古谷歯科医院古谷 容です。

新年明けまして、おめでとうございます!と云っても、もう少しで2月になっちゃいますが・・・。みなさんお変わりなくお過ごしのこととお慶び申し上げます。

というわけで、本年も当ブログと古谷歯科医院をよろしくお願い致します!!

 

さあなにやら、“むし歯は立派な病気”と言われた与太郎さん。むし歯を病気とは思っていなかった彼、頭の中どんな塩梅になっているんでしょう(笑)。

 

 

「えっ、あれですか。えっ?ひょっとしたらむし歯ですかい、先生。でもむし歯は病気なんですか??(止めてくださいよ、冗談でしょ?)」

 

「何言ってるんですか、与太郎さん、むし歯は立派な病気なんですよ!!」

 

「・・・・」

 

「知らなかったんですね?」

 

「でもお言葉ですが先生、むし歯で死んだ人いるんですかい?」

 

「そんなこと言ったら与太郎さん、口内炎で人は死にますか?」

 

「・・・聞いたことありませんね。痛くておまんまが上手くいただけないなんて云うことくらいですかね」

 

「でしょう?そうなんですよ、何も死なないから病気じゃないなんて、ちょっとおかしな話ですよね」

 

「確かにそうっすね、風邪も病気だけれどそうそう死にやしませんからね」

 

「でも立派な病気でしょ?」

 

「じゃあ先生、むし歯は本当に立派な病気なんですね?」

 

「そのようですね(笑)」

 

「するって〜と、あっしの口は病気だらけってことじゃないですか、先生?」

 

「そういうことになりますね(くどいねこの人は何回も・・・)」

 

「・・・・・・」

 

「おまけに歯ぐきからも出血がありましたのでこちらも病気ですよ、立派なね」

 

「立派な歯周病ですかい?・・・」

 

と、先生の話にぐうの音も出ない与太郎さんでした。

 

「ところで先生」

 

「なんです?」

 

「実は大家さんのことなんですが、この間飲んだ時にね、“私の歯も昔はたいそう悪かったんですよ”なんてこと言ってましたけれど、本当なんですかい?」

 

「患者さんのことを詳しくは話せませんが、与太郎さんだったらいいでしょう。そうですね、あなたほどではないですけれど、悪かったですよ、確かに」

 

「でででも今はピカピカですよね?あっしも大家さんみて〜にきれいになれますよね?」

 

「なれますよ、安心していて下さい、与太郎さん。でもね・・・」

 

「へい」

 

「これからやろうとしているこの・・・」

 

「プリベンション・プログラムがで〜じだってことですね?」

 

「・・・・・・」

 

 

解説

そうなんです。むし歯は立派な病気なんですね。二回も続けて“むし歯は病気!”って繰り返しました。それほど大切なことと私は思っています。

 

なぜでしょう?

 

それは“むし歯は生活習慣病”と言われているからなのです。

 

そうですね、“生活習慣病”といえば、皆さんよくご存知の糖尿病や高血圧などが直ぐ頭に浮かぶと思います。いかがですか?

 

そして最近、この中にむし歯や歯周病が含まれるようになったのです。ご存知でしたか?

 

しかし“生活習慣病”も一昔前は、“成人病”などと言われていたのです。これは覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。でも成人病だとむし歯は含まれませんね。何故かと言うとむし歯は子供や若い方もかかるからですね。当たり前ですね。

 

でも、“生活習慣病”の中に入れてもらえたお陰で、とても良いことがありました。

 

なんでしょうか?それは・・・、

 

とまあ、ここまで書いたところで、またまた長くなってしまい、お叱りを受けることになりますので、今日はこのへんにしましょう。

では、おあとがよろしいようで(笑)。