えっ、プリベンション、なにそれ?その3

 

こんにちは! 守谷市 古谷歯科医院古谷 容です。

新年明けまして、おめでとうございます!と云っても、もう少しで2月になっちゃいますが・・・。みなさんお変わりなくお過ごしのこととお慶び申し上げます。

というわけで、本年も当ブログと古谷歯科医院をよろしくお願い致します!!

 

さあなにやら、“むし歯は立派な病気”と言われた与太郎さん。むし歯を病気とは思っていなかった彼、頭の中どんな塩梅になっているんでしょう(笑)。

 

 

「えっ、あれですか。えっ?ひょっとしたらむし歯ですかい、先生。でもむし歯は病気なんですか??(止めてくださいよ、冗談でしょ?)」

 

「何言ってるんですか、与太郎さん、むし歯は立派な病気なんですよ!!」

 

「・・・・」

 

「知らなかったんですね?」

 

「でもお言葉ですが先生、むし歯で死んだ人いるんですかい?」

 

「そんなこと言ったら与太郎さん、口内炎で人は死にますか?」

 

「・・・聞いたことありませんね。痛くておまんまが上手くいただけないなんて云うことくらいですかね」

 

「でしょう?そうなんですよ、何も死なないから病気じゃないなんて、ちょっとおかしな話ですよね」

 

「確かにそうっすね、風邪も病気だけれどそうそう死にやしませんからね」

 

「でも立派な病気でしょ?」

 

「じゃあ先生、むし歯は本当に立派な病気なんですね?」

 

「そのようですね(笑)」

 

「するって〜と、あっしの口は病気だらけってことじゃないですか、先生?」

 

「そういうことになりますね(くどいねこの人は何回も・・・)」

 

「・・・・・・」

 

「おまけに歯ぐきからも出血がありましたのでこちらも病気ですよ、立派なね」

 

「立派な歯周病ですかい?・・・」

 

と、先生の話にぐうの音も出ない与太郎さんでした。

 

「ところで先生」

 

「なんです?」

 

「実は大家さんのことなんですが、この間飲んだ時にね、“私の歯も昔はたいそう悪かったんですよ”なんてこと言ってましたけれど、本当なんですかい?」

 

「患者さんのことを詳しくは話せませんが、与太郎さんだったらいいでしょう。そうですね、あなたほどではないですけれど、悪かったですよ、確かに」

 

「でででも今はピカピカですよね?あっしも大家さんみて〜にきれいになれますよね?」

 

「なれますよ、安心していて下さい、与太郎さん。でもね・・・」

 

「へい」

 

「これからやろうとしているこの・・・」

 

「プリベンション・プログラムがで〜じだってことですね?」

 

「・・・・・・」

 

 

解説

そうなんです。むし歯は立派な病気なんですね。二回も続けて“むし歯は病気!”って繰り返しました。それほど大切なことと私は思っています。

 

なぜでしょう?

 

それは“むし歯は生活習慣病”と言われているからなのです。

 

そうですね、“生活習慣病”といえば、皆さんよくご存知の糖尿病や高血圧などが直ぐ頭に浮かぶと思います。いかがですか?

 

そして最近、この中にむし歯や歯周病が含まれるようになったのです。ご存知でしたか?

 

しかし“生活習慣病”も一昔前は、“成人病”などと言われていたのです。これは覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。でも成人病だとむし歯は含まれませんね。何故かと言うとむし歯は子供や若い方もかかるからですね。当たり前ですね。

 

でも、“生活習慣病”の中に入れてもらえたお陰で、とても良いことがありました。

 

なんでしょうか?それは・・・、

 

とまあ、ここまで書いたところで、またまた長くなってしまい、お叱りを受けることになりますので、今日はこのへんにしましょう。

では、おあとがよろしいようで(笑)。