えっ、プリベンション、なにそれ?その17

こんにちは! 守谷市古谷歯科医院 古谷 容(いるる)です。

 

 

「・・・・なんてね・・・じつはね、与太郎さん・・・むにゃむにゃ」

 

寝言です。

 

どひょ〜〜〜(笑)。

 

「やっぱり続きがあったんすね、さすがっすね、やっぱ先生は(違うと思ってたぜ)」

 

「まあまあそうは言っても続きが知りて〜な、どうだい与太さん」

 

「そうだよね、でも源ちゃん、先生、寝てたんじゃ聞けね〜し、困ったもんだね」

 

 

おいおい与太郎さん、普通に“源ちゃん”って言ってますけど、先輩ですよ、源内先生は!ってかタメ口だし。それに超有名人なんですよ。分かってます?まっいいか(笑)。

 

 

「そうだねぇ、大家さんどうしますか、でも大家さん、先生から聞いてるんでしょ?治療のとき」

 

「そうですね、でもだいぶ前のことですし、大方忘れちゃってますけど・・・」

 

「いいじゃね〜ですか大家さん、松の湯ののりで教えてくださいよ」

 

「松の湯ののり?なんだいそりゃ」

 

「まあ源内先生、いいじゃないですか」

 

「そうですか。松の湯での話はなんでしたっけ。そうそう、そうでした」

 

「大家さん一人で何納得してるんです」

 

「いえね、何を話したのかなと思いましてね。体の皮膚やお腹の中にいるばい菌の話でしたね」

 

「そうですよ、なんてったってあの架純ちゃんもばい菌だらけっていう・・・」

 

「何いってんの与太さん、そんなの人間いや生き物である以上当たり前だって」

 

「・・・・・・」

 

「それより大家さん、口の中はどうなってんですか?先生はなんと言ってたんですか?」

 

「そうだこれが知りて〜んだよ、なあ与太さん。俺も口ん中のことまでは分からね〜からな」

 

「なんでも先生が云うには、口の中にはなんと、500から700種類のばい菌がいるんだそうですよ」

 

「えっ、なん種類ですって?」

 

「ですからおおよそ500から700種類ですって」

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

「じゃあ大家さん、数の方はどうなってんです?」

 

「数ですか?あんまり言いたくはないですが、いいんですか?」

 

「知りて〜から聞いてんじゃね〜ですか、早く言ってくださいよ!」

 

「そうですか。じゃあ言いますよ。いいですね?じゃあ行きますよ。先生に教わってきちんと口の手入れができている人で、おおよそ2000億個だそうです」

 

「えっ2000億??口の中に?2000億個?」

 

「いや〜そりゃびっくりですね、大家さん。さすがの俺もそこまでとは知りませんでしたよ」

 

「それじゃあ大家さん、あっしみて〜に手入れが全然できてね〜やつはどうなんです?」

 

「そうですね、与太郎さんみたいに適当にやってる人の場合は、4000から6000億個じゃないかって言ってましたよ、先生」

 

「あ〜〜〜〜〜」

 

「・・・・・・」

 

 

先生は寝てるし、与太郎さんと源内先生は目がポチポチってなってるしで、すっかり盛り下がってしまいましたよ(笑)。

 

「・・・・なんてね・・・じつはね、与太郎さん」先生、復活です(笑)。

 

あらあらまた長くなってしまいました。続きは次回。

 

おあとがよろしいようで!

 

えっ、プリベンション、なにそれ?その16

こんにちは! 守谷市古谷歯科医院 古谷 容(いるる)です。

 

「ハイボールでむし歯予防ができたんじゃ、こちとらしょ〜べ〜上がったりだぜ!」

 

 

この衝撃的な発言を残し、先生は早くも撃沈してしまいました。

多分これは先生一流の冗談で(歌舞伎調だし)、この後に「なんてね」とか云って「じつはね、与太郎さん・・・・」なんて話が始まる予定だったんでしょう。ところが意外に早く撃沈してしまったものですから、この歴史的発言だけが4人の、いや正確には残り3人の耳にと云うか脳にと云うか・・・に残り、せっかくハイボールの爽やかさで盛り上がっていた“雰囲気”がシュワシュワ〜っと水の泡にしてしまいました(ハイボールだけに)。

 

 

「あらあら先生どうしちゃったのかね、変なこと云って寝ちゃったし、しょうがね〜なまったく」

 

「まあまあ源内先生、いいじゃないですか、先生はあんまり強くはないんですよ。でもうまいうまいって、ねえ、何杯飲みました?」

 

「そうですね、何杯飲んだんでしょうね。おけいちゃ〜ん、先生何杯飲んだ?」

 

「ちょっと待ってくださいね、え〜と、そうですね3杯ですかね」

 

「3杯ですかい。そりゃあ飲み過ぎってもんですよ、ねえ大家さん(飲み過ぎはオイラだけじゃね〜ぜ)」

 

「そうですね、先生にしてはちょっと飲みすぎですかね」

 

「俺がハイボール紹介しちまったからだな(悪かったかな)」

 

「源内先生、そんなコタ〜ね〜ですよ、ねえ大家さん」

 

「そうですよ、こんな美味しいもの教えてくれて感謝してるんですよ」

 

「そう云ってくれたらありがたいけど・・・」

 

「それにしても先生のあの一言は・・・」

 

 

そうです、あの一言は問題なんです。何しろこの一言は私が“本物の歯科医療”について学び始めるきっかけになったのですから・・・。もっとも大昔の話ですが・・・。

 

「先生、そんな予防なんて云ったって、むし歯がなくなったらおれたち、どうやって食って行くんだ?!」

 

懐かしいです。でも今では私にきっかけを作って背中を押してくれた大恩人のような一言と感謝すらしています。ありがたいことです。

 

 

「あっ!!」「あっ!!」「あっ!!」

 

横になって寝ていた先生が突然ガバッと起き上がり、

 

「・・・・なんてね・・・じつはね、与太郎さん・・・」と口走ったかと思うと、またこてっと寝てしまいました。

 

「・・・・・・」一同唖然です。

 

とまあ一同凍りついたところで、この続きは次回!

おあとがよろしいようで!

えっ、プリベンション、なにそれ?その15

こんにちは! 守谷市古谷歯科医院 古谷 容(いるる)です。

 

とうとう4人は神田はやぶそばで、あろうことかハイボールで乾杯しているようです。何ということでしょう。しかも昼間っからですよ。でも、うらやましい〜(笑)。

 

 

「かんぱ〜い!!」

 

「これこれ与太郎さん、そんなお気な声出しちゃいけませんよ。他のお客さんに迷惑じゃないですか」

 

「まあまあ大家さん、大丈夫ですよ、みんな呑んでるし、それに知った顔ばっかですから」

 

「それもそうですね。でもだめですよ、あんまり騒いじゃ!」

 

「わかりましたよ大家さん、静かに飲みますよ、静かにね。それにしてもなんですかこの爽やかな飲み心地は、ねえみなさん」

 

「そうですね、なんか口の中でシュワシュワ〜って」

 

「そうでしょ、大家さんはどうです?」

 

「そうですね、なんか今まで味わったことがない感じですね。長いこと生きてきましたけれど、ハイボールでしたっけ、うまいもんですね、これは(しんみり)」

 

「何とも云えないくらい爽やかでしょ?」

 

「そうっすね、源ちゃん。あっいけね、源内先生(汗)」

 

「源ちゃんでいいよ、与太さん、源ちゃん与太さん、でいいじゃないの」

 

「そうっすか、ありがたいっす。それにしても、なんか嬉しくなっちゃいますね。それに、なんだか何杯でもいけそうって感じじゃね〜ですか」

 

 

まあまあ4人共、先生や大家さんまで調子が出てきたみたいですね。そんなにうまいんでしょうか、ハイボール(笑)。そんなこんなしているうちに与太郎さんが、

 

 

「するって〜と、あれですかい先生」

 

「なんですか与太郎さん」

 

「いえね、こんなにシュワシュワなら、腹ん中のバイ菌なんかイチコロじゃね〜かって思いましてね。ましてや口の中なんて瞬殺でしょ。そうすりゃあむし歯とかなんとかも一発でなんとかなっちゃいますね。こりゃサイコ〜だぜ(飲み込む前にクチュクチュしないとね)」

 

「えっ?何言ってんだい与太さん、そんな虫のいいこと事あるわけね〜っての、ねえ先生(ったく何言い出すかと思ったら)」

 

「あるわけないですね、残念ですけど」

 

「でしょ?」

 

「え〜なんでです?先生」

 

「なんでですだと?ふふふ、ハイボールでむし歯予防ができたんじゃ・・・」

 

「ハイボールでむし歯予防ができたんじゃ、なんです?」

 

「こちとらしょうべ〜あがったりだぜ」

 

「・・・・・・(さむっ)」

 

 

あららら、何やらおかしなことになってきましたよ。先生もかなり回ってきたんでしょうか(笑)。なんか人が変わったようですね。どうなっちゃうんでしょう?いやですね、酔っぱらいは(笑)。

 

この続きは次回!

 

では、おあとがよろしいようで!

えっ、プリベンション、なにそれ?その14

こんにちは! 守谷市古谷歯科医院 古谷 容(いるる)です。

 

先生と源内先生にばい菌について聞けると思いきや、話はまたまた横道に・・・。

まっ、どちらにしても大した話ではないようですので、もう少しお付き合いお願いいたします(笑)。

 

 

「それって酒なんですかい?」

 

「そうだよ、西洋の酒でね、え〜とね、ウイスキーって云うんだ」

 

「ウイスキーってんですかい。なんかハイカラでいい感じっすね」

 

「だろ〜?またこの色がね、琥珀色がたまんないんだよ。それでね、西洋人はこれを小さなガラスの器で呑むんだ、これがまたきつくてな、か〜って感じ」

 

「ほ〜、でも源内先生、あっしたちが呑む日本のなん酒はそのまま飲んでも、か〜ってことにはなりませんよね」

 

「そうだね、やっぱり西洋人は体つきが違うように俺たち日本人とはぜんぜん違うんだ。俺たちにはきついんだね、ウイスキーは」

 

「で?」

 

「そこでね、このウイスキーをね、水や炭酸で割るんだよ。そうすると俺たちにもすんなりと飲めるんだな、これが。どうだい与太さん、呑んでみるかい?」

 

「へい!飲みたいっす(やった〜)」

 

 

「おいおい与太郎さん、もうお酒は充分呑んでるじゃないですか。そのうえにハイボールなんて、知りませんよ、さっきの話はどうなってるんです?」

 

「さっきの話ですかい?」

 

「松の湯での話ですよ、もう忘れたんですか?」

 

「おやおや大家さん、なんですその話と云うのは?」

 

「いえね、先生、ご存知とは思いますが、こいつは大酔っぱらいで、先日も大酒呑んで大立ち回りで、寿司勝のご夫婦やこいつの女房にえらい迷惑をかけたんでね、ちょいと説教したんですよ。それもついさっきのことでしてね、ここへ来る前の松の湯でのことなんですよ」

 

「あらら、そいつはいけね〜な、与太さん。酒は呑んでもいいけど、人様に迷惑かけちゃいけね〜よ。な〜そ〜だろ?もういい大人なんだし所帯も持ってるんだから。ね〜先生」

 

「そうですね、大立ち回りはよろしくないですね」

 

「・・・・・」

 

「でもね大家さん、どうでしょう、ここはこの源内に免じて、一杯だけ。な〜に、このハイボールは悪酔いしないってもっぱらの評判ですから。いいでしょ大家さん、ね?」

 

「本当ですか?にわかには信じられませんが、源内先生がそうおっしゃるのなら今回だけ良しとしましょうか。与太郎さん、一杯だけですよ、約束ですよ、いいですね!!」

 

「えっ、いいんですかい大家さん?ありがて〜な〜まったく。ありがと〜ならいもむしゃぁはたちってね!ねえ大家さん」

 

「まったく与太郎さん、まるで寅さんみたいじゃないですか」

 

「まあまあ大家さんそう言わずに、じゃあおけいちゃん、与太郎さんにもハイボールね」

 

「は〜い」

 

「そう云うことならどうです大家さん、われわれもいってみませんか、ハイボールとやらを」

 

「そうですか、あまり気が進みませんが先生がそうおっしゃるなら試してみましょうか」

 

「そうですかい、そうこなくっちゃ、ね、大家さん大好き!おけいちゃ〜ん、ハイボール二つ、そう追加ね、全部で4つだよ」

 

 

みなでワイワイやっている内にハイボールが揃いましたよ。コップの底の方から小さい泡がブクブク上がってきていて、とってもきれいです。

 

 

「うわ〜きれいっすね。こんなの見たことないっす、氷も浮いてるし、泡がブクブクしてるし!!」

 

「そうですね。私も初めてです」

 

「えっ先生もですかい。みなさん、そんなに見とれてないで早く乾杯しましょうよ。じゃあ不肖あっし与太郎が音頭を・・・」

 

 

あらあらまたいつものようなことに・・・(笑)。

どうやら“ばい菌”の話は当分出てこないのでしょうか。大変なことです。このブログの趣旨が・・・(笑)。

おあとがよろしいようで!

えっ、プリベンション、なにそれ?その13

こんにちは! 守谷市古谷歯科医院 古谷 容(いるる)です。

 

「あら、源ちゃん、あっ違った源内先生!いらっしゃい!」

 

 

おやおやインターネットの生みの親、源内先生が登場しましたよ。でもエレキテルの話は聞いたことありますけど、インターネットまではちょっと・・・まっいいか(笑)。

 

 

「あらっ与太郎さん、急に飛び出していったので心配していたんですよ」

 

「・・・面目ありません(こんな所で会うとは・・・)」

 

「まあ先生まで、どうしたんですか今日は?珍しいですね、お二人ご一緒なんて」

 

「いやいやおけいちゃん、ちょうどそこの角で先生にバッタリお会いしたもんだから、どうですご一緒しませんか、ということになったんだ、ねえ先生」

 

「はい」

 

「そうだったんですか。先生もお久しぶりです」

 

「ホントだね、ここの所ちょっと忙しくてね。おや大家さんもいらしてたんですか。そうでしたね、大家さんと与太郎さんはお友達でしたね」

 

「止めてくださいよ先生、こんな酔っ払いと友達だなんて・・・(おけいちゃんとおんなじ事を・・・)」

 

 

「どうです、せっかくですからご一緒に」と大家さん。

 

さすが年長者です(笑)。

 

「そうですか、ではそうさせてもらいましょう、先生いいですか?」

 

「もちろんです」

 

 

ということで、4人で呑むことになりましたよ。なにやら楽しそうですね。私も参加したいくらいです(笑)。

 

 

「ところで与太郎さん、なんで話の途中で飛び出して行ったんです?」

 

「だって先生そうでしょう、身体中ばい菌だらけって言われてね、そりゃあ気持ち悪くなりますよ誰だって、そんで松の湯へ行ってひとっ風呂浴びなきゃって・・・そしたら大家さんが居て、説教されるは、1兆だ100兆だって脅かされるはで、散々だったんですよ(それに架純ちゃんまで・・・)」

 

「まあまあ与太郎さん、そう云いなさんな、ちょうどいいじゃないですか」

 

「なんでです?」

 

「だって、先生とそれに源ちゃん?あっもとい、源内先生もいらっしゃるんですから、何でもお聞きしたらいいじゃないですか」

 

「たしかにその通りですね。じゃあ聞いちゃおうかな(笑)」

 

「なんです与太郎さん、先生にものをお聞きするのに“聞いちゃおうかな”はないでしょう、聞いちゃおうかなは!」

 

「まあまあ大家さん、そんなことより先生方、なににしますか、お飲み物?」

 

と、おけいちゃんが割って入りましたよ。さすがプロですね(笑)。

 

 

「え〜と私は熱いのを。源内先生はどうします?」

 

「私はね、ハイボールを」

 

「はい!」とおけいちゃん。

 

「なんです、そのハイボールってやつは、源内先生」

 

「いやいやこれはね与太郎さん、長崎で流行ってる西洋の飲み物でね、これがまた旨いのなんのって、シャワシャワって喉越しがね、これがたまんないんだよ」

 

「酒なんですかい?」

 

 

あらあらまた話があらぬ方向へ行ってるようですよ(笑)。肝心のばい菌の話はどうなっていくのやら。続きはまたこの次に。

 

では、おあとがよろしいようで(笑)。

 

えっ、プリベンション、なにそれ?その12

こんににちは!守谷市 古谷歯科医院 古谷 容(いるる)です。みなさんご機嫌いかがですか?

 

皮膚には1兆個の細菌がいる、と聞いた与太郎さん。私たちと共生して皮膚に潤いを与え、よろしくない細菌などの侵入を防いでいる、とも聞きました。

 

でも、「気持ち悪っ!」って気持ちは変わりません。

 

 

「じゃあ与太郎さん、お腹の中にはどのくらいのばい菌がいると思いますか?おへその下辺りなんですがね・・・」」

 

「へその下あたりですかい・・・下っ腹ですね?」

 

「そうなりますね」

 

「でもね、大家さん、確かに皮膚にはいるかも知れね〜ですがね、百歩譲ってですよ、でも身体の中にはいね〜んじゃね〜ですか、大家さん。さすがにまずいっすよ、ばい菌が腹の中にいたら、そうでしょ?」

 

「確かにそうですよね、でもね与太郎さん、どうもそうでもないみたいなんですよ、実際はね・・・」

 

「と云うと?」

 

「いいですか心してよ〜くお聞きなさいよ、あなたのお腹の中にはね、100兆個のばい菌が・・・」

 

「ひゃひゃひゃっ、ひゃくちょ〜〜っすか??なんですか、それは??正気ですか大家さん??よく平気でそんなこと言えますね」

 

「いやいや与太郎さん、私も初めは驚きましたよ、なにしろ皮膚より10倍も多いんですから」

 

「ぎゃあ〜〜〜〜!!」

 

 

と大声を出して腰を抜かした与太郎さんでした。それを見ておけいちゃんが飛んできましたよ。

 

 

「どうしたんです与太郎さん、大っきな声出して、ほかのお客さんに迷惑じゃないですか!!」

 

「・・・・・・(酒をくれ!)」

 

「いやおけいちゃん実はね、身体にいるばい菌の話をしていたんですよ」

 

「どんな話しです?」

 

「お腹には100兆個のばい菌がいるって話ですよ」

 

「あ〜〜な〜んだ、その話ですか、私も聞きましたよ、ビックリしますよね」

 

と意外とあっさり。拍子抜けした大家さんは、

 

「えっ、何で知ってるんです?誰から聞いたんです?」

 

「源ちゃんからです。源内先生です(それがなにか?)」

 

 

おけいちゃんのこの一言に、さすがの大家さんも絶句。平静を装うように盃を重ねるのでした(笑)。

 

とその時、ガラガラッと入ってきたのは、

 

 

「あら、源ちゃん、あっ違った源内先生!」

 

 

とまあ新たな展開ですが、今日はここまで。続きは次回。

おあとがよろしいようで(笑)。

 

えっ、プリベンション、なにそれ?その11

こんにちは! 守谷市古谷歯科医院 古谷 容(いるる)です。

 

酔っ払って寝ちゃう前に大家さんからばい菌の話を聞きたい与太郎さん。うまくいくでしょうか。それにしても昼酒は・・・・(笑)。

 

 

「ちょっと待って下さいよ、大家さん。ちょっとペースが早くないですか?」

 

「えっ、そうですか?いつもとおんなじですけどね」

 

「それより、大家さん、源ちゃんが作った、インターネットとやらで調べたんでしたよね、ばい菌」

 

「そうそう、そうでした」

 

「その話を聞きたいんです。結局ばい菌だらけなんでしょ、あっしは?先生が言う通り・・・」

 

「そうらしいですね。私もビックリして信じられなかったんですが、調べるまではね」

 

「そのインターネットってやつですね」

 

「そうなんです。これはとても便利でね、チャカチャカってやるとなんでもすぐに答えが出るんです」

 

「へ〜、そんな便利なものがこの世にあるんですか。横丁の角にいる八卦占いの先生みたいなんですかね」

 

「あはは、そうかも知れませんね(笑)あの先生も元は赤穂のお武家様だったんですがね、あの一件でね・・・、ままっ与太郎さんもどうです、一杯」

 

「いやいやあっしは燗は苦手で、これでやってますんでご心配なく(やっぱ酒は冷でなきゃな)」

 

「そうでしたね、じゃあ私も手酌で・・・」

 

「そんで大家さん、その占いの結果はどうだったんです?」

 

「そうなんですよ与太郎さん、心して聞いてくださいよ」

 

「へい!」

 

「じゃあそうですね、どこのばい菌の話しをしましょうかね、与太郎さんが松の湯に来たきっかけ、体の表面ですね、つまり皮膚、知ってますか、皮膚?ゴシゴシやりたいんでしょ?」

 

「そそうですけど、それがなにか・・・」

 

「皮膚にはね、つまり与太郎さんの体の皮にはね、なんと1兆個のばい菌がいるんですって、1兆個ですよ」

 

「えっ、いっちょ〜こですかい?1兆個って何個なんです?大家さん、情けね〜んですがね、あっしは10までしか数えられないんすよ・・・ひ〜ふ〜み〜ってね(指は10本しかね〜し)」

 

「まま、10まで数えられれば充分ですよ、いいですか、1兆と云うのはね、10を12回かけた数字なんです」

 

「10と10を掛けると100ですかい?」

 

「凄いじゃないですか、そうやって12回繰り返すんだそうですよ。100に10を掛けると1000。そうやっていくとその内1兆になるんです」

 

「するって〜と大家さん、とてつもなくたくさんの山のようなばい菌があっしの皮に住んでるってことになるじゃね〜ですか、生きてるんですかい、気持ち悪っ!!大家さんこんな所で呑んでる場合じゃね〜ですよ、松の湯いきましょう!!」

 

「まあまあ、何を言ってるんですか、今さっき浴びてきたばっかりじゃないですか。いいですか、これはね誰でもおんなじなんですよ、誰もね、私も、あそこにいるおけいちゃんも、あっそうそう、なんでしたか、架純ちゃんでしたっけ、お気に入りの」

 

「えっ架純ちゃんがどうしたんです?ままま、まさか架純ちゃんも!?やっぱり?(先生とおんなじことを・・・)」

 

 

まだ濡れている手ぬぐいを片手に立ち上がりかけた与太郎さん。またまた架純ちゃんもばい菌だらけと聞いて、へなへなと座り込んでしまいましたよ(笑)。

 

それにしても皮膚常在菌が1兆個とは、恐ろしい数字ですね。人によって数や種類は違うといいますが、人間と共生しているようです。そして汗や皮脂を食べ、酸性のうんちやおしっこを出し、皮膚を弱酸性に保ち、結果しっとりとした潤いのある肌を作り維持しているということです。

 

以上、聞いた話です(笑)。この続きは次回。おあとがよろしいようで!

 

 

えっ、プリベンション、なにそれ?その10

 

こんにちは!守谷市古谷歯科医院 古谷 容(いるる)です。

 

松の湯で説教されてる与太郎さん、大家さんと一緒にやっと風呂から上がれましたよ。でも、肝心のばい菌の話はいったい・・・・。

 

「は〜〜〜〜、やっぱり風呂上がりの牛乳は格別ですね、大家さん」

 

ついさっきまでしゅんとしていた与太郎さん、牛乳で元気回復のようですね(笑)。

 

「どうです大家さん、これから“藪”にでも繰り出しませんか?(大家さんのおごりで)」

 

・・・とは、何とも反省のかけらも見られませんね、この人には。

 

渋る大家さんを強引に説得し、結局二人は“藪”へ。昼から一杯やろうって寸法でしょうか(笑)。

 

「ちわ〜」

 

「いらっしゃい、あらお二人揃って、いいですね」

 

「どこがいいんですか、おけいちゃん、こんな酔っぱらいと二人なんて(迷惑なんです、実際)」

 

「まあまあ、大家さんそんなこと言わないで、何にします?あっしはね、とりあえず冷でいいから酒持ってきて、安いのでいいんだよ、そういつものやつね。えっ、つまみ?え〜と、じゃあ焼き味噌で、大家さんはどうします、いっしょでいいですか?」

 

「私はイヤですよ冷なんて、“冷酒と親の小言は後から効いてくる”って云いますからね。私には熱いのお願いしますよ、つまみはね、じゃあ私は、塩辛お願いします」

 

 

“いい歳をして親の小言もないもんだぜ”とあきれ顔の与太郎さんを他所に、大家さんも決して嫌いな方ではないので、

 

「では少しだけ頂きましょう」なんて云いながらちびちび始めたのでした。

 

 

「ところで大家さん、ばい菌の話の続きなんですが・・・」

 

「ばい菌?ああそうでした、ばい菌の話でしたね。私も先生に“ばい菌だらけ”って言われてびっくりしたという話でしたね」

 

「そうです。それが何でか知りませんがね、あっしの酒癖の話になっちまって・・・」

 

「アハハハ、何ででしょうね。あっ、そうそうそうでした、“自分では気が付かないことってたくさんありますよ”という話しでした、そうでした」

 

「気が付かないで平気でいても実はってことありますよってことでした。余所様の目で見たらって話とか」

 

「そうでしたね。今日までそんなこと思ってもいなかったのに、先生から“ばい菌だらけ”って言われて、それから、汚いって思うようになり、いてもたってもたまらず松の湯に来たんでしたね?」

 

「そうっすけど・・・」

 

 

と、飲みながらの話ですので、また変な方向へ行くかもしれませんよ(笑)。

 

 

「私も先生にそう言われてびっくりしたってことは話しましたか?」

 

「つい今さっき言ったじゃないですか、大家さん大丈夫ですか?まっ一杯どうぞ」

 

「おっとっと。それで私も心配になってね、インターネットで調べたんです」

 

「インターネット?なんですそれ?」

 

「あら、あなた知らないんですか、インターネットですよ。ほら最近、讃岐から出てきて隣町に住んでいる、発明家の、え〜と、そうそう平賀、平賀なんていいましたかね、有名なお人ですよ。おけいちゃん知ってますか?」

 

「なんですか?」

 

「平賀って言う発明家、知ってる?」

 

「あ〜、源ちゃんね。源内先生でしょ?知ってますよ、知ってるなんてもんじゃないですよ」

 

「えっ?」

 

「うちのお客さんですから・・・源ちゃん」

 

 

とまあ、なかなか本題に入れないご両人です。

 

おあとがよろしいようで、この続きはまた(笑)。

えっ、プリベンション、なにそれ?その9

えっ、プリベンション、なにそれ?その9

 

こんにちは!守谷市古谷歯科医院 古谷 容(いるる)です。

 

「え〜い、もったいぶらないで早く教えてくださいよ!」

 

こぶしを握ってガバッと立ち上がった与太郎さん。結果“一物”が大家さんの鼻先に・・・。

 

 

「止めて下さい、与太郎さん、汚いもの目の前に出さないで下さい!」

 

「あっすいません、失礼しました。でも汚いものはないですよ、大家さん(よ〜く洗ったからきれいだし)」

 

「そうですか、でも汚いものは汚いものです。自分ではそう思っていなくてもね、よそ様から見たら汚く感じるってこともあるんですよ。まっ座りなさんな」

 

「・・・・(せっきょう??)」

 

 

なにやら大家さんはひとこと言いたいことがあるみたいです(笑)。

 

 

「一昨日の晩の事ですよ、憶えてますか?」

 

「へい、豆腐屋のサダと一杯やってましたけど・・・それがなにか」

 

「それがなにかじゃないですよ、まったく!どこで呑んでたんです?」

 

「最初は飯田屋。どぜうで一杯やりました。駒形にしようか飯田屋にしようか迷ったんですけど、やっぱり飯田屋にしました。いや、うまいのなんのって、酒は進むし、たまんないっすね、どぜう、ごぼうがね・・・」

 

「なにがごぼうです、そこで終わったわけじゃないでしょ?最後はどこだったんです?」

 

「え〜と、それがですね、よく憶えてないんですよ。情けないことに。昨日サダに会ったんで聞いてみたんですが、サダも覚えてないって・・・」

 

「ほ〜らごらんなさい、こういうことなんです、私が言ってるのは。いいですか、私のほうがよっぽど知ってますよ。サダは豆腐屋ですから、朝が早いんで、帰るって何回も言ってたのに、お前さんはそんなことには耳も貸さず、夜中中引っ張り回し、もうネタがないっていう寿司勝でゴネて大暴れだったそうじゃないですか」

 

「・・・・」

 

「みねちゃんも泣いてましたよ。正体がなくなったお前さんを寿司勝の親父とおかみさんで送ってきてくれたんですからね。平謝りでしたって、みねちゃん」

 

「・・・・」

 

「こういうことなんですよ、いいですか、自分ではいいと思ってやっていることでもね、世間から見たら、目を覆いたくなる、ということもあるんです、一昨日のお前さんのことですよ、どうです?」

 

「・・・分かりました分かりましたよ大家さん、もう勘弁して下さい。これからみんなに謝ってきますから、よ〜く分かりました、以後気を付けますから」

 

「一番は誰に謝るんです?」

 

「そりゃあ寿司勝のおやじと・・・」

 

「違います、みねちゃんでしょ?一番は」

 

「・・・だから今朝機嫌が悪かったんだ・・・」

 

「まったく幸せなお人ですよ、あなたは・・・」

 

「・・・とと、ところで大家さん。ためんなるお話の途中で失礼なんですけど、今の話とばい菌の話はなんかつながりはあるんですかい?(関係ないんじゃ?)」

 

「・・・・」

 

 

あれあれ?なにかちょっと話がずれてきちゃったようですよ。何を言ってるんでしょう?大家さんも熱い湯に長いこと浸かってたので、頭がぼ〜っとしてきちゃったんですね。それでいつもの説教口調に・・・。

 

 

「ままっ、大家さん大家さん、よ〜く分かりました。顔真っ赤ですよ。ちょっと上がりませんか?お〜い、トメ!!」

 

「うるさいな、手を離しなさい、トメ、大丈夫ですよ、離しなさいって!!」

 

「分かりました、はいはい」

 

「何がはいはいです、年寄り扱いしないで下さい!」

 

 

というわけで風呂から上がった二人です。

 

今日はこのへんで、おあとがよろしいようで(笑)。

 

 

 

えっ、プリベンション、なにそれ?その8

こんにちは! 守谷市古谷歯科医院 古谷 容(いるる)です。

 

口の中は言うに及ばず、身体中ばい菌だらけと先生から聞かされた与太郎さん、「やっぱ、先生、ひとっ風呂浴びてきます、じゃあまた〜」と飛び出していったのでした。

 

「あっ与太郎さん、まだ話が・・・」

 

 

「ったく、身体中ばい菌だらけなんてちょっと信じられないぜ、まして架純ちゃんもだなんて、云うにことかいて・・・(失礼な)」

 

 

なんてブツブツ云いながら歩いていると、いつの間にか松の湯の前。ちょうど玄関前を掃除中の三助のトメが、

 

「あれ与太郎さん、朝浴びたじゃね〜ですか。なんです、朝浴びて昼もだなんて、豪勢じゃね〜ですか、でも、なんかあったんすか、暗い顔して・・・」

 

「豪勢でも何でもね〜し、なんにもね〜よ、うるせ〜な」

 

「おっ、ご機嫌斜めですか(笑)」

 

「うるせ〜っつの」

 

「あっそういや〜、大家さん入ってますよ、ついさっきです」

 

「えっホントかい?ちょうどいいや、大家さんに話し聞いてもらおうかな」

 

 

大急ぎで着物を脱ぐと、

 

 

「ちわ〜、ご無沙汰しています、大家さん、お元気そうで何よりです」

 

「お元気そうで何よりって、なんです気持ちの悪い、どうしたんです、何かあったんですね、その顔は」

 

「・・・・」

 

「図星ですね、話してみなさいよ、誰も居ないんですから(大丈夫かねこの風呂屋は)」

 

「いえね、大家さん、実はさっき先生ンとこへ行ってきたんですよ」

 

「ほ〜、それで?」

 

「・・・、あっしはばい菌だらけって言われたんです」

 

「あはは、ばい菌の話しですか。そうですか、その話は私も聞きしましたよ。ためになる話だったでしょ?でも、それがどうしたんです?」

 

「あっしはそりゃあ汚ね〜からいいにしても、架純ちゃんもだって云うから帰〜ってきたんです(プイッとね、ケツまくっちゃうよ)」

 

「えっ架純ちゃん??なんですそれは?」

 

「まっ、いいっすよこの話は・・・(ご老体には関係ないし)」

 

「そうですか。でも、それって、むし歯菌の話ですね?」

 

「そうです。むし歯の原因はあんころ餅やおはぎじゃないって、先生そう言ってました(日本酒も違うって・・・)」

 

「いいじゃないですか、あ〜たのむし歯の原因が分かったんですから」

 

「でも身体中ばい菌だらけって・・・」

 

「やっぱりね、実は私もそう言われてびっくりしましてね、いろいろと調べたんですよ」

 

「えっ、そうだったんですかい、大家さんもビックリしたんですね」

 

「そりゃあそうですよ。それでね、分かったんです」

 

「え〜い、もったいぶらないで早く教えてくださいよ!」

 

 

というわけで、二人とも顔が真赤になってきましたので、今日はこのへんで。

 

おあとがよろしいようで(笑)。

 

えっ、プリベンション、なにそれ?その7

 

こんにちは! 守谷市古谷歯科医院 古谷 容(いるる)です。

 

ついに虫歯の原因は“むし歯菌”と知ってしまった与太郎さん。

 

「ってことは何ですかい、先生!あっしの口ん中には、なんですか、その“

むし歯菌“ていう、バイキンがいるってことですかい?(カタカナで云うとバイキンマンって感じだぜ)」

 

「そうなりますね」

 

「えっ、・・・・あっしの口ん中にばい菌??」

 

「どうしたんですか?」

 

「どうしたんですか、と言われましても、その〜(信じられないぜ、実際)」

 

「信じたくない気持ちはわかりますが、本当のことなんですよ、これは」

 

「・・・・」

 

「いいですか与太郎さん、人はね、ばい菌だらけなんですよ。ほらこの私の顔とか腕とかの皮膚にもね、ばい菌はいっぱいいるんです。お腹の中にもですよ、それに口の中にもです」

 

「・・・・」

 

「常に存在する菌、つまり、難しい言葉で云うとね、“常在菌”っていうんですよ」

 

「じょ〜ざいきん・・・?」

 

「そうです、さっき言った皮膚にはね、“皮膚常在菌”おなかには“腸内常在菌”そしてお口の中には、“口腔内常在菌”ってばい菌が居るんです。しかも山のように満載してるんですよ」

 

「そんなんじゃ汚くてしょうがね〜じゃね〜ですか、先生!これからひとっ風呂浴びて、そうそう三助のトメによ〜く流してもらってきますよ、先生、一緒に行きませんか?」

 

「何を言ってるんですか、それに朝行ってきたんでしょ?」

 

「そんなこと言ったって、あっしの身体にばい菌がうようよいるって聞くと、もう気持ち悪くて気持ち悪くて・・・(抗菌グッズ買いに行こ)」

 

「いいですか与太郎さん、あなたがよしえさんのお腹の中にいた頃はばい菌なんてそりゃあ一匹もいませんでしたよ。でもね、ヨイショ!ってね、この世に出てきてからは、それはそれはたくさんのばい菌と一緒に生きてるんですよ、28年もね。みんなそうなんですよ、誰でもです。それにあなたの大好きな架純ちゃんもばい菌だらけなんですよ」

 

「えっ、あの架純ちゃんにもばい菌が?(絶句、まさか)」

 

「これをね、難しい言葉で云うと、“共生”って云うんです。一緒に生きているってことなんですね、助け合ってるんですよ」

 

「きょ〜せ〜、ですかい?でもあっしはばい菌なんかに助けてもらってる覚えはありませんぜ、実際(何云ってんだかこの人は、大丈夫か?)」

 

 

とかなんとか云いながら、自分を合理化しようとしていますね。聞いたことのないような話の連続で、少々疲れ気味の与太郎さんでした。

 

今日はこのへんで、あおとがよろしいようで(笑)。

 

注)本稿での“ばい菌”は一般用語であり、生物学的には“菌”“細菌”あるいは“微生物”である。また“よしえさん”は与太郎さんの母上である。以上、蛇足でした。また架純ちゃんとは、あの有村架純ちゃんだかなんだか、ご想像にお任せいたします。架純ちゃん、ゴメン!(笑)。

 

えっ、プリベンション、なにそれ?その6

こんにちは!守谷市古谷歯科医院 古谷 容(いるる)です。

 

 

「じゃあ与太郎さん、むし歯の原因は、あんころもちやおはぎですか?」

 

とたたみ込まれた与太郎さん、さすがにちょっと、ムッとしているみたいですよ(笑)。

 

 

「・・・・、ちょっと待って下さいよ、先生」

 

「なんです?」

 

「確かにおかしいすっね、インフルエンザや結核はウイルスや菌、最近流行りのエイズもウイルス、こんなの常識だし・・・平昌で流行りのノロもウイルスだし・・・」

 

「ほ〜」

 

「何でむし歯はあんころもち・・・・(変だなこれは・・・)」

 

 

さすがの与太郎さんも“ちょっとおかしいんじゃない”って気付いてきたみたいですね。

 

 

「先生!むし歯もウイルスやら菌やらってのがいるんですかい?いや、そうにチゲ〜ね〜。先生!そうなんでしょ?あんころもちじゃあね〜んですよね?」

 

「・・・・ほ〜」

 

「ほ〜じゃね〜ですよ、どうなんです、先生!どうなんです?サア〜、サア〜、サアサアサアサア〜〜!」

 

「♪〜知らざあ言って聞かせやしょう、浜の真砂と五右衛門が、歌に残せし盗人の〜〜」

 

「先生、ちょっと待って下さいよ、先生!白波五人男じゃあね〜んですから」

 

「おっと、そうでした、お前さんがサアサア〜なんて云うもんですから、つい調子に乗ってしまって・・・(今はまってるもんで歌舞伎・・・)」

 

「浜松屋ですかい、先生?頼みますよ、仕事中ですよ、仕事中!」

 

「アハハハ、私としたことが、申し訳ありませんでした、与太郎さん、ところで何の話でしたっけ?」

 

「・・・・。なんの話じゃねあ〜ですよ、あんころもちやウイルスの話ですよ」

 

「そうでしたね、そうでした」

 

「そうでしたって先生、大丈夫ですかい?それでなんなんです、その〜、むし歯の原因ってやつは?まさか“むし歯菌”なんてことはね〜ですよね、まさかね、あはは〜」

 

「・・・・(汗)」

 

「えっ、なんですこの沈黙。そのまさかなんですかい?」

 

「ピンポ〜ン、正解です!凄いですね、与太郎さん!その通りですよ!」

 

「やっぱりそうですかい、そうじゃね〜かなって思ってたんですよ。実際あんころ餅ってのはやっぱり変ですよね、ど〜考えてみても(笑)」

 

 

と、まあこんな塩梅で、むし歯の原因は“むし歯菌”と知った与太郎さんでした。

これからどうなりますやら。

 

本日もおあとがよろしいようで(笑)。

えっ、プリベンション、なにそれ?その5

こんにちは! 守谷市 古谷歯科医院 古谷 容です。

なにやら少しむずかしい話になってきたようですよ。与太郎さん、大丈夫でしょうか?

 

「ところで与太郎さん、インフルエンザの原因ってなんだか知ってますか?」

 

「なんですか先生、藪から棒に。知ってますよ、テレビでも新聞でもうるさいくらいやってますからね。ウイルスです。A とかBとかあるんでしょ?」

 

「ほ〜、正解です!凄いですね」

 

「・・・・」

 

「じゃあ、結核と云う病気、聞いたことありますよね。これの原因は?」

 

「菌です。結核菌(きっぱり)」

 

「・・・・、正解、凄いですね与太郎さん」

 

 

このように体の病気については、与太郎さんを含め皆さんよくご存知です。また血圧の正常値や血糖値、肝臓のデータや尿酸値、中性脂肪等々。病院でもらった“短冊”の自分の検査結果と正常値を見比べて「あ〜でもない、こ〜でもない」と一喜一憂しているのをよく見かけます。

 

みなさん、いかがですか?(勿論私もその一人ではありますが・・・笑)。

 

 

「それでは与太郎さん、むし歯の原因は?」

 

「そりゃあ、あれですよ、あれ・・・」

 

「あれってなんです?」

 

「甘いもんです、昔死んだ婆さんがね、よくくれたんです、あんころ餅とかおはぎとか。まあこれが旨いのなんのって、婆さんこれ自分で作るんですよ。そんであっしが好きなの知ってるんで、のべつ作ちゃ〜くれるんです。食べな、とか言って。嬉しそうな目〜してね。そんで夜なんかそのまま寝ちゃうもんだからひとたまりもないですよね」

 

「ほ〜」

 

「そんで、大人になってからは、ほら、先生もご存知のように、酒呑んじゃあ大暴れで、そのまま寝ちゃうし・・・歯の掃除、ですかい?そんなもん適当ですよ。やったりやらなかったりで・・・(盆と正月くらいかな)」

 

「そうですか、与太郎さんは両刀なんですね」

 

「なんです、その両刀ってのは」

 

「甘いものも好きでお酒も大好きって人のことですよ」

 

「確かにそうですね。甘いものには目がないんですよ。それに酒も。そんでこの間、町の検診で血液検査したんですよ」

 

「ほ〜それでどうでした、結果は」

 

「そこなんですよ、血糖値がちょっとヤバイことが分かったんです。空腹時と食後血糖値ってのがあって・・・それにヘモグロビンなんとかってのもあるんですかい?あっしの場合やっぱり糖尿の気が・・・インスリン・・・膵臓、ランゲルハンス島・・・それに酒飲みだから肝臓のGPT、GOTが・・・」

 

「まあそれはいいんです。それにしてもよく知ってますね、与太郎さん」

 

「そりゃあそうですよ、身体の事ですから必死ですよ」

 

「で、むし歯の原因はなんでしたっけ?」

 

「だから、先生、何度も言わせないでくださいよ、甘いもんとてきと〜な歯ブラシです!チョコも好きだしケーキもクッキーも、日本酒も(これも砂糖か・・・)」

 

「じゃあインフルエンザは?結核は?エイズは?」

 

「くどいな〜先生も、ウイルスや菌です」

 

「じゃあむし歯は?あんころもちやおはぎですか(笑)」

 

「・・・・」

 

 

ってな感じで今日も長くなってしましましたので、このへんで。

おあとがよろしいようで(笑)。

 

与太郎さん、がんばれ〜〜〜!!

えっ、プリベンション、なにそれ?その4

こんにちは! 守谷市 古谷歯科医院 古谷 容です。

 

何回も“むし歯は立派な病気!”と知らされた与太郎さん。頭の中はいわゆる大混乱ってところでしょうか(笑)。

 

 

「ところで与太郎さん、むし歯はどうしてできると思いますか?」

 

「どうしてって先生、そんなの当たり前じゃないですか」

 

「どんなふうに当たり前なんです?」

 

「そりゃ、あれですよ、め〜にも云いやしたが、婆さんから聞いた話じゃ、あれでしょ?」

 

「なにがあれなんです?」

 

「年行きゃぁ誰だって歯はぼろぼろになるって、あれですよ」

 

「そうでしたそうでした、そう言ってましたね」

 

「年取りゃあ、歯は抜けるし目は見えなくなるし、耳だって遠くなるってあれデスよ」

 

「じゃあ与太郎さんはまだそれを信じているんですね?それじゃあ諦めるしかないですね(笑)。これからどんどん年齢が上がっていくに従って、ますますひどい事になっていくんでしょう?与太郎さんはまだ若いので、幾つでしたっけ、えっ28ですか、まあ80過ぎくらいまで生きるとして、そうですね、あと50年位は苦しみ続けるわけですか。大変ですね。これから随分と長いこと苦しむんですね(笑)」

 

「・・・・よしてくださいよ、先生も意地悪ですね(医療人の風上にもおけね〜ぜ)」

 

「そうなってからでもいいし、そうならないように今のうちに予め手を打つこともできますけど、どうします?」

 

「どうしますって、そうならないようになりたいから、ここに居るんじゃないですか」

 

「あっそうでしたね、すみませんでした。じゃあ話をもどしましょうか」

 

「早く先へ行きましょうよ、じゃぁむし歯は何でできるんです?」

 

「知りたいですか?」

 

「知りたいっす。お願いします!!」

 

 

解説

ここで質問です。

 

「先生はどうしてむし歯の成り立ちや原因、つまりどうしてできるのかに固執するのでしょう?」

 

答えは「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」と云う孫子の教えです。

 

むし歯の“原因と機序”、つまり何が原因でどのようにしてできるのかを知れば、治療に役立つし、治療を受けた歯が良い状態で長持ちするし、何より“予防”ができ新しい虫歯ができない、と云う良いことずくめになるからです。つまり与太郎さんがこれから受けようとしている、プリベンション・プログラムが彼のこれからのにとってどれだけ大切で、おそらく彼の人生を大きく変えるくらいのインパクトを持っているものと信じています。そして与太郎さんが学んだことは、目には見えない無形の“財産”となり、”一生の宝”となることでしょう。

 

本日はこの辺で、おあとがよろしいようで(笑)。

えっ、プリベンション、なにそれ?その3

 

こんにちは! 守谷市 古谷歯科医院古谷 容です。

新年明けまして、おめでとうございます!と云っても、もう少しで2月になっちゃいますが・・・。みなさんお変わりなくお過ごしのこととお慶び申し上げます。

というわけで、本年も当ブログと古谷歯科医院をよろしくお願い致します!!

 

さあなにやら、“むし歯は立派な病気”と言われた与太郎さん。むし歯を病気とは思っていなかった彼、頭の中どんな塩梅になっているんでしょう(笑)。

 

 

「えっ、あれですか。えっ?ひょっとしたらむし歯ですかい、先生。でもむし歯は病気なんですか??(止めてくださいよ、冗談でしょ?)」

 

「何言ってるんですか、与太郎さん、むし歯は立派な病気なんですよ!!」

 

「・・・・」

 

「知らなかったんですね?」

 

「でもお言葉ですが先生、むし歯で死んだ人いるんですかい?」

 

「そんなこと言ったら与太郎さん、口内炎で人は死にますか?」

 

「・・・聞いたことありませんね。痛くておまんまが上手くいただけないなんて云うことくらいですかね」

 

「でしょう?そうなんですよ、何も死なないから病気じゃないなんて、ちょっとおかしな話ですよね」

 

「確かにそうっすね、風邪も病気だけれどそうそう死にやしませんからね」

 

「でも立派な病気でしょ?」

 

「じゃあ先生、むし歯は本当に立派な病気なんですね?」

 

「そのようですね(笑)」

 

「するって〜と、あっしの口は病気だらけってことじゃないですか、先生?」

 

「そういうことになりますね(くどいねこの人は何回も・・・)」

 

「・・・・・・」

 

「おまけに歯ぐきからも出血がありましたのでこちらも病気ですよ、立派なね」

 

「立派な歯周病ですかい?・・・」

 

と、先生の話にぐうの音も出ない与太郎さんでした。

 

「ところで先生」

 

「なんです?」

 

「実は大家さんのことなんですが、この間飲んだ時にね、“私の歯も昔はたいそう悪かったんですよ”なんてこと言ってましたけれど、本当なんですかい?」

 

「患者さんのことを詳しくは話せませんが、与太郎さんだったらいいでしょう。そうですね、あなたほどではないですけれど、悪かったですよ、確かに」

 

「でででも今はピカピカですよね?あっしも大家さんみて〜にきれいになれますよね?」

 

「なれますよ、安心していて下さい、与太郎さん。でもね・・・」

 

「へい」

 

「これからやろうとしているこの・・・」

 

「プリベンション・プログラムがで〜じだってことですね?」

 

「・・・・・・」

 

 

解説

そうなんです。むし歯は立派な病気なんですね。二回も続けて“むし歯は病気!”って繰り返しました。それほど大切なことと私は思っています。

 

なぜでしょう?

 

それは“むし歯は生活習慣病”と言われているからなのです。

 

そうですね、“生活習慣病”といえば、皆さんよくご存知の糖尿病や高血圧などが直ぐ頭に浮かぶと思います。いかがですか?

 

そして最近、この中にむし歯や歯周病が含まれるようになったのです。ご存知でしたか?

 

しかし“生活習慣病”も一昔前は、“成人病”などと言われていたのです。これは覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。でも成人病だとむし歯は含まれませんね。何故かと言うとむし歯は子供や若い方もかかるからですね。当たり前ですね。

 

でも、“生活習慣病”の中に入れてもらえたお陰で、とても良いことがありました。

 

なんでしょうか?それは・・・、

 

とまあ、ここまで書いたところで、またまた長くなってしまい、お叱りを受けることになりますので、今日はこのへんにしましょう。

では、おあとがよろしいようで(笑)。

 

えっ、プリベンション、なにそれ?その2

こんにちは!守谷市 古谷歯科医院 古谷 容です。

 

二日酔いのフラフラ頭を押して、やっとの思いで先生の所へたどり着いた与太郎さん。まずはプリベンション・プログラムで怖くはないと知りちょっと安心したようですね。さあ、これから実際に始まるようですよ、どんなことになるのでしょう、楽しみですね(笑)。

 

 

「じゃあ始めますか」

 

「よろしくお願いします。これから始まるのは“国家百年の計”みて〜なことなんでしょ?先生」

 

「“国家百年の計”とは言い得て妙ですね。まったくその通りですよ、与太郎さん。これも大家さんの受け売りですか?」

 

「違いますよ、今朝の新聞で見たんですよ。何でも近々“ご維新”ってものがあるっていうじゃないですか。それがね、先生、この国のこの先百年先のことまで関わる大問題だからしっかりと考えてやらなくてはならね〜って、社説に書いてあったんですよ」

 

「そうですね、それこそ異人たちにこの国が占領されてしまったら、それはそれは大変なことになりますからね」

 

「そうなんですよ、こちとらかか〜と気楽に暮らせなくなったら大変なことになっちゃいやすからね(大家さんはもう年だからどうでもいいけど・・・)」

 

 

とまあ、いつの時代の話なんだか・・・、それにしても、大恩人の大家さんに対してずいぶんとひどいことを思っている与太郎さんですね(笑)。

 

 

「そうですよ、これは与太郎さんの将来にとってまさに“国家百年の計”みたいなことなんですね、それほど大切なことなんですよ」

 

「よ〜く分かりました。心して頑張りますのでよろしくお願いします!!」

 

 

・・・とまぁ〜いつになく真剣な与太郎さんです。しかし、自分のこととなるとどなたでも目の色が変わるものですが・・・

 

 

「でははじめに、質問です。どなたにでもしている質問ですよ」

 

「へい・・・」

 

「与太郎さんはお口の中の“病気”ってどんなものがあるか知ってますか?」

 

「えっ、口の中の病気ですか?え〜と、口内炎、歯槽膿漏、歯周病?あとなんですかね、他に何かありましたっけ・・・へんと〜せん?・・・」

 

「ははは~、やっぱりそうですか」

 

「何がやっぱりなんですか、先生。あっしはシロートなんですからね、そんなこと知らなくても当たり前じゃないですか、ったく(いきなり質問なんて・・・)」

 

「いやいやごめんなさい。やっぱりというのはね・・・」

 

 

と、なにやら意味深な先生ですね。

 

 

「与太郎さんが今とっても苦しんでいる“あれ”ですよ、あれ、あれです」

 

「えっ、あっしが苦しめられている“あれ”ですか?」

 

「・・・・・」

 

「まさか、むし歯ですかい?(そんなことね〜でしょ?)」

 

「ピンポ〜ン(笑)」

 

「えっ、先生、むし歯って、びょ〜きなんですか??(マジ?)」

 

「病気ですよ、病気です。立派な病気ですよ」

 

「・・・・・(知らなかったぜ・・・)ってことは先生、あっしの口の中は病気だらけってことですかい?」

 

「ピンポ〜ン(笑)」

 

「先生、からかっちゃいけませんよ、からかっちゃ〜(汗)」

 

 

そうなんです、むし歯は立派な病気なんです。みなさんご存知でしたか?私がどうしてこんな質問をするのかといいますと、この質問、つまり「むし歯は病気」と答えられない方が6〜7割はいらっしゃるからなんです。

 

いかがですか?あなたは「むし歯は病気!!」って言えるでしょうか(笑)。

 

 

では今回はこのへんで。おあとがよろしいようで(笑)。

いよいよですね、与太郎さん

 

こんにちは!茨城県守谷市古谷歯科医院、古谷 容です。

 

ご存知与太郎さんはデンタルドックの三回目を受け、将来の青写真を知ってしまいました。

 

とりあえず大家さんにご報告ということで、なにやらまた一杯やっているようです、本当にしょうがないですね(笑)。でもなにやらお悩みのようですよ。どうしたんでしょう。今日も長くなりそうですよ(笑)。

 

 

「まったくなんです与太郎さん、昼間っからこんな所に呼び出して」

 

「いえね大家さん、今日は祝杯でもあげようと思いまして」

 

「えっ、祝杯?何にです?」

 

 

そこへ中居さんがアツアツの二合徳利を二本持ってきました。与太郎さんは大家さんに、そして自分の猪口に注ぐと、

 

 

「アチチ、熱燗はこうじゃなきゃね、火傷しそうだぜ、じゃあ大家さん一つどうぞ、それでは乾杯ということで」

 

「与太郎さん、なにに祝杯を上げるんです?(アチチ、本当に熱いねこの燗は)」

 

「ほかでもね〜んですが、ほらあのデンタルドックってやつですよ、大家さんが教えてくれた」

 

「ほ〜、そのデンタルドックがどうしたんです?(私はちょっとぬるいのが好きなんですがね)」

 

「受けてきたんですよ、ほんで、今日がその三回目」

 

「いやぁ〜与太郎さん大したもんでしたね、三回目ですか今日が、そうでしたか、じゃぁ祝杯だ、それは良かった良かった、それにしても良く思い切りましたね、それでどうでした、結果は?先生はなんて言ってました?大丈夫って言ってました?それとも・・・」

 

「何ですかそれとも・・・って、そんなこと言ってませんでしたよ、まったく、人をおもちゃにしないでくださいよ」

 

「悪かった悪かった、別に悪気があるわけじゃないんですよ」

 

「じゃあなんです?」

 

「いや、先生なんて言ってたかなってね、それだけですよ(笑)」

 

「酒の肴はそのきびなごの唐揚げだけにしてくださいよ、まったく」

 

「はいはい、ではいただきますよ、与太郎さんもどうです熱い内に」

 

 

何とも話が本題に入らない二人です。しばらく熱いのをやりながら季節の香のものや焼いたホッケなんかをつっつきながらチビリチビリと重ねていくのでした。

 

 

「左官の熊さんが嫁をもらうのもらわないのって話で町内持ちきりですが、大家さんご存知ですか?」

 

「何いってんですか、知ってますよ、その娘さんを引き合わせたのは、この私なんですから」

 

「えっ、そうだったんですか、そりゃ、失礼しました、知りませんでした。それで結局はどんな塩梅なんです?」

 

「どんな塩梅もこんな塩梅もないんですよ。熊さんたらあ〜でもないこ〜でもないって、いつまでたっても決まらないんですよ。私も先方に早く返事をしたいんで催促はしているんですがね、困ったもんです」

 

「そうだったんですかい、それで皆やきもきして盛り上がってんですね。でも独り身が長いとね、分かっちゃいるんでしょうがどうも腰がね、お袋も抱えてるし(気持ちは分かるぜ)」

 

「と云うか与太郎さん、今日はそんな話ししに来たんじゃないんでしょ?」

 

「あっ、そうでした、ついつい話が余計な方へ行っちまって・・・そうそうデンタルドックの話でしたね、あっしとしたことが」

 

「頼みますよ、私だって暇じゃないんですから」

 

 

と云いながら中居さんに向かって“パンパン”と手をたたく大家さんでした。

 

 

「いえね大家さん、先生はね、大丈夫だって言ってくれてるんですよ」

 

「それは良かったじゃないですか、大丈夫ですよ、先生がそう言ってくださってるんでしたら」

 

「そうなんですがね・・・」

 

「どうしたんです?何か心配なことでもあるんですか?」

 

「いや、心配ってほどじゃないんですが・・・」

 

「じゃぁなんです?」

 

「あまりに口中の歯がやられてるんでね、治療が終わるのに長いことかかるんですって。それに・・・」

 

「それになんです?」

 

「それにね、お足が払いきれるかってね・・・先生んところは何でも“自由診療”とかで、保険が効かないっていうんでしょう?」

 

「あら与太郎さん、いま更何いってんです?そんな事は、はなから分かってることでしょ?分かってて診てもらったんじゃないですか。はじめにそう言ったじゃないですか、保険診療じゃないけどいいですか、って。あんたの口は他の普通の歯医者の先生じゃ手におえないんですからって、そう言いましたよ、憶えてないんですか?先のこと考えたら絶対にお得だって、私を見てくださいよ」

 

「えっ?」

 

「私もね若い時分はあなたほどじゃないけどね、ずいぶんと遊んでたもんですよ、それでねお決まりのように歯も悪くてね、えらく苦労したんです」

 

「へ〜知りませんでしたよ、そんなこと」

 

「そうですか」

 

「それでどうしたんです?」

 

「それでね、縁があったんでしょうね、先生に出会ってね、それこそデンタルドックですよデンタルドック。それから口中治療して、そうですね、終わってからもう20年は経ってますよ。メンテナンスにはおじゃましてますけれどね」

 

「そうだったんですか・・・20年ですか、20年なんともないんですか?」

 

「なんともないですよ、いいですか与太郎さん、人の口はね、健康を取り戻してね、そしてそれを維持して行くためにね、きちんとした治療とその後の管理を受けるだけの価値があるんです。つまり質の高いCureと心のこもったCareね(受け売りだけどちょっと難しいかな?)。分かりますか?だってそうでしょ?与太郎さん言ってたじゃないですか。歯の具合が悪いんでおまんまが上手く食えないって、歯が沁みたり痛かったりで仕事にも障りが出て親方に怒られるって、かみさんにもうるさいって言われるって、与太郎さんそう言ってたじゃないですか。よ〜く考えてみてくださいよ、もしね、今回先生に治療してもらってあなたの歯がね、快調になってスッキリしてね、おまんまがなんてことなくいただけるようになって、仕事もガンガンこなせて、親方に褒められてね、仕事をどんどん回してくれて、お給金も増えるってことになるんじゃないですか、だってあなた、腕はピカイチなんですから、親方この間そう言ってましたよ、もったいね〜んだって」

 

「・・・・」

 

「なにかお言いなさいな」

 

「確かにそうですね、そうか、歯が良くなって、歯のことなんかに煩わせられることがなくなって、体調も良くなり、仕事ががんがんできるようになるってことですね、大家さん?そうすれば昔みたいに稼げるって寸法ですね?」

 

「そうですよ、それにそれだけじゃないですよ、おまけもありますよ、おまけが(笑)」

 

「おまけですか?」

 

「そうですよ、何よりみねちゃんが喜びますよ」

 

「女房がですか?なんでかか〜が喜ぶんです?」

 

「そりゃあそうですよ、考えてもみなさいな、いいですか、ちょっと前まではね、与太郎っていやぁ、この界隈じゃ一番の腕効きですよ。その腕利きがね、その腕でバリバリ働いてね、しっかりとお給金を稼いできたのに、どうですか、今となっては、歯がどうのこうのと言ってばかりで、せっかく作ったおまんまも食べてもらえなくてね、酒ばっかり飲んでグダグダ言って、仕事も今は昔ってことじゃぁ、みねちゃんも機嫌が悪くなって当然じゃないですか、与太郎さん!どうなんです?そろそろ子どもだって欲しいと思ってるんじゃないですか、みねちゃんは、違いますか?(まったく何も分かってないんだから・・・)」

 

「・・・・・」

 

 

大家さんのありがたいお説教にぐうの音も出ない与太郎さんでしたが、“それもそうだな、確かに大家さんの云う通りだな、さすが大家さんだぜ”って思い始めたようです。こんなオレのためにこんなに一所懸命話してくれて、心配してくれて、女房のことまでね。ありがたいことだな。“オレは幸せ者だ”と少ししんみりとしてきた与太郎さんでした。そして、

 

 

「その通りです、大家さん、弱気なこと言って申し訳ありませんでした。本当に背中を押してくれてありがとうございます」

 

と言おうとして顔を上げ、大家さんの顔を見た与太郎さんは、口をあんぐり開けてしまいました。なんと大家さんは猪口を片手に寝ているではありませんか。

 

“昼間っから少し飲みすぎたのかな?今日はオレが払うか、まっ、それもいいか、たまにはな、いつもごちになってるしな。それに今日はありがたい話しも聞けたし・・・籠でも呼んでやるか・・・それにしても大家さんも口中治療してたとはな・・・”

 

パンパン

 

「おねえさん、勘定たのむよ、それと籠もな、急いでくんな、たのむよ!」

 

 

“今日はまだ早いし明るいけど、家に帰〜るか。大家さんの話ももっともだし、それにあの真剣さにちょっとじ〜んと来ちゃったしな。ありがたいことだな、本当に。帰〜って女房に今日の事を話してみるか「歯を治してまた昔みて〜にガンガン仕事もするし、おめ〜の作ってくれたうまい飯も食えるようになる」ってな、言ってみようかな、喜ぶかな?それに子どもの話もな・・・”

 

 

ってな感じで与太郎さんは、大家さんの後押しもあり、お口の健康を手に入れるための第一歩を踏み出し、いよいよ治療に入るようです。酔った勢いではないことを祈っていますが(笑)。

 

では、本日はこの辺で失礼致します。今回も長くなりまして、恐縮しています。ここまで読んで頂けた方、本当に有難うございます。よっぽど暇で、奇特な人もいたものですね、あっ失礼いたしました(笑)。

 

おあとがよろしいようで!

 

 

 

 

今回は久しぶりに”トゥレット症候群”についてです。

こんにちは! 守谷市古谷歯科医院 古谷 容(いるる)です。

 

今回は、久しぶりにトゥレット症候群の話です。

 

昨年(平成16年)の5月に大阪で開かれた、第一回トゥレット症候群治療推進学会に参加して以来、仕事に対する考えが少し変わってきた気がします。もちろん良い方へですが(笑)。

 

 

不勉強の極みですが、我々の仕事はどうしても近視眼的になりがちです。専門性を強く持っている者は特にそうなります。逆に言えば、そうならなければ専門性を深く追求することが出来ないからです。

 

勢い“他の分野のことは分からない“ということになります。

 

脳外科の専門医は花粉症の治療はしませんね。その逆にアレルギー専門医は脳腫瘍のオペはしないのです。どちらがどうという事ではなく、専門性が違うからです。

 

私は“補綴(ほてつ)”と云う分野の専門医です。

 

ですので、噛み合わせを整え、冠(クラウン)、架橋義歯(ブリッジ)そして義歯(入れ歯)などを用いての“咬合再構成”を主に治療の対象としています。

 

ですから“それ以外は分からない”のです。

 

困ったものです(笑)。

 

 

前振りが長くなりました。

 

こんな私の目の前に、突然トゥレット症候群で日々苦しんでおられる患者さんとそのご家族が現れるようになったのです。

 

学会に参加してまだ一年も経っていないのにです。しかもいくら補綴が専門でスプリント治療は毎日のように行っているとは云え、トゥレットに関しては、極めて“専門外”(汗)。

 

まして患者さんは、いわゆる“藁をも掴む”心境でおいでになっています。

 

「困った!これはマズイことになったぞ!」

 

正直な気持ちです。私に治療できるのだろうか?役に立てるのだろうか?でも目の前に困っている患者さんが・・・。

 

 

患者さんを始めご家族は、

“今日の症状、今日の生活”それにもまして“今の症状、今の生活”を

「なんとかして欲しいんです、少しでもいいんです。チックが減れば本当に助かります。薬はたくさん飲んでいます。飲ませたくないんです、本当は・・・」と訴えます。正直なお気持ちでしょう。

 

「え〜い、60の手習いだ、なんとかなるだろう。ダメ元でやってみよう!」

 

失礼な話です、極めて失礼な話です。でも、実際こんな気持です。

 

“義を見て為さざれば、勇なきなり”でしたっけ(笑)。

 

それでも幸いなことに、まだ数名の患者さんですが、スプリント治療で確かにチック(運動チックや音声チック)が減るのです。

 

不思議です(無責任ですが・・・)。

 

私がそう思っても仕方ないのです。なぜならトゥレット症候群へのスプリント治療に関する研究、まして教科書など無いからです(言い訳ですね)。

 

ですから私たち“トゥレット・フロンティア・ジャパン”のメンバーは手探りの状態ですが、結果を出そうと、少しでも患者さんの苦痛を和らげられればと勉強しているのです。

 

今のところこんな感じです。いかがでしょうか。少しはお役に立てているようです。

 

頼りない“藁”ですが(笑)。

 

 

というわけで、仕事に対する見方・考え方が少し広がったような、そんな感じがしている、今日この頃です。

 

 

最後に、ある12歳の患者さんからこんな言葉を教わりました。

「挑戦すれば失敗もある、でも挑戦しなければ成功もない」い」

 

では、おあとがよろしいようで!

えっ、ホント?!

えっ、ホント?!

 

「ててて、て〜変だ〜!!」

 

「おやおやどうしたんです与太郎さん、そんなに慌てて、何がそんなに大変なんです?」

 

「何がて〜変って・・・は〜は〜ぜ〜ぜ〜(汗)」

 

「まあまあそんなところに突っ立ってないでこっちへ来て座んなさいな。肩で息しちゃって。婆さんや与太郎さんにお水を一杯持ってきておくれ」

 

「はいはい、与太郎さんど〜ぞ」

 

「は〜〜、一心地着きました、おかみさんありがとうございました」

 

「落ち着きましたか?」

 

「へい」

 

「ところで何があったんです?」

 

「それがですね、大家さん、これが驚かずにいられますかってんですよ」

 

「だからどうしたんです?いじれったいねまったく、この人は!」

 

「そそそ、そんな怒らないでくださいよ、大家さん、いえね、こういうことなんですよ」

 

「だからなんなんです?」

 

「じつは、先生がね」

 

「えっ、先生って、歯医者の先生かい?横丁の・・・あ〜たがお世話になっている?」

 

「そうです、へい」

 

「その歯医者の先生がどうしたって云うんです」

 

「なんでもですね、先生がなにやら“本”を書いてるってんですよ」

 

「えっ、本を??あの先生が?冗談でしょ?いやそれは何かの間違いだ!あの横着で面倒くさがりの先生が“本”を書くなんて、そんなことするわけがない(キッパリ)」

 

「いや間違いじゃあないんですよ大家さん(ったく疑り深いんだから)」

 

「あらそれホントみたいですよ、お爺さん」

 

「なんだい婆さん、なんでそんなこと、あ〜たが知っているんです?」

 

「いえね、この間メンテナンスでお世話になった時にね、なにやらそんな話を聞いたような気がするんですよ」

 

「ほ〜それじゃあ、本当かも知れませんね(ある意味納得)」

 

「本当かも知れませんねじゃあないですよ、大家さん」

 

「なんです?」

 

「だってそんな悲しいじゃあないですか、あっしのこと全く信用してないってことですかい?」

 

「いやいやそんなことありませんよ。ははは!」

 

「ははは!じゃないですよ、まったく!」

 

「悪かった悪かった、まあ、そんな怒りなさんな」

 

「・・・・・」

 

「ところで先生が書いてるというのはどんな本なんです?」

 

「詳しいことはあっしにはよく分からね〜んですがね、なんでも、今まで先生が一所懸命にね、いろんな偉い先生たちから教わってきたことを、あっしらみて〜なもんにもよく分かるように、噛み砕いてよ〜く分かるように書きたいってことみたいなんですよ、聞くところによると」

 

「ほ〜、じゃあなにかい?先生が習ってきた難しい学問の話をお前さんみたいなお脳がチョット足りないよ〜なお人にも分かるようにってことですか?」

 

「お脳が足りないってどういうことですか大家さん!事によっちゃあいくら大家さんでも勘弁できね〜ってことになりますよ!」

 

「あっ、すまんすまん、チョット口が滑ってしまいました、勘弁してください、謝ります、この通りだ」

 

「ったく、折角、いの一番にと思って大家さんとこに駆けつけたのに(怒)」

 

「すいませんね、与太郎さん、この人は昔っからこんな調子でね、あたしだから別れないでいてあげてるってこと、分かってないんですから」

 

「おいおい婆さん、何てことを言い出すんですかねこの人は、そんなこと言ってると事によっちゃ・・・」

 

「事によっちゃぁ何ですか、お爺さん」

 

「まあまあご両人、今日のところはこのあっしに免じて仲直りしてくださいな(いい年して恥ずかしかないのかね、勘弁してほしいぜ、ったく)」

 

 

 

とまあ、なにやら雲行きが怪しくなってきた大家さんちの縁側でした(笑)。

 

 

“自分の歯で生涯を暮らす“などと云うことは、多くの人が「とてもそんなことはできなさそう」と思っていらっしゃいます。しかし、実はそう難しいことではないこと、どんなにむし歯や歯周病がひどくてもなんとかなること、まして歯が全部なくなっていても大丈夫なこと等々・・・伝えたい。

 

お口のことで悩んだり困っていたりしている方々、そして「どこへ行ってどんな先生の治療を受けても治らないんです。もう半年以上も根の治療してるんです」あるいは「インプラントがいいって勧められるままやったのはいいんですけど、どんどん噛めなくなるんです」等と心底困っているいわゆる“歯医者難民”と云われている方々にも、是非安心してもらいたい。「大丈夫だよ」と伝えたい。

 

自分の口の将来に対するいわれのない“不安”を抱えていらっしゃる多くの方々にも「全然大丈夫だよ、こんな方法があるよ」と伝えたい。

 

「えっ、ホント?」なんて思っているあなたにも「本当だよ」と伝えましょう。

 

 

まっ、どんな内容になるのかについては、“乞うご期待”と云うことで。

 

しかしホントにできるのかな〜〜?大家さんの言う通りにならないように頑張りま〜す(笑)。期待しないで待ってって下さいね。

 

そろそろ、おあとがよろしいようで(笑)。

いよいよ今日です、果たして与太郎さんの運命やいかに(笑)

こんにちは!守谷市古谷歯科医院 古谷 容です。皆さんご機嫌はいかがですか。

大寒も過ぎ最近寒さも一段と厳しくなってきました。朝方には霜も降り厚手のジャケットが離せなくなりましたね。風邪などひかないよう暖かくしてお過ごし下さい。

 

 

とかなんとか云っている内に、いよいよ今回はデンタルドックの三回目です。「どんなふうにすれば先が見えてくるのか、歯のことで悩まなく生活できるのか」を聞けるのかと思うと、期待半分・不安半分の与太郎さんでした。

 

 

「こんにちは、与太郎さん」

 

「先生、どうもお世話になります」

 

「どうしたんですか、なんだか元気がないですね」

 

「そりゃそうですよ先生、だって、どんなこと言われるんだか、心配で心配でおちおち・・・」

 

「寝られなかったんですか?」

 

「そそそ、そんなことないっすよ、ったく先生も意地悪なんだから」

 

「ごめんなさい、だってあんまり緊張してるんで(笑)」

 

「・・・」

 

「大丈夫ですって言ったじゃないですか、このあいだ」

 

「そうですけど、ちゃんと聞くまでは・・・」

 

「そうですよね、皆さんそうです、心配ですよね、でもくどいですが、大丈夫ですよ(キッパリ)」

 

「ホントですか?本当に大丈夫なんですか?」

 

「疑り深いですね与太郎さんは。じゃあこれを見ながらお話しますね」

 

 

と云いながら先生は、“検査結果報告書”なる冊子を出しました。そこには与太郎さんのお口の様子が丁寧に書かれていて、ひと目ですべて分かるようになっていました。

 

 

「先生、今までこんなもの見たことがありませんよ(驚)」

 

「そうですか、でも与太郎さんに理解してもらうためには必要なんですよ。何と云っても与太郎さんに現状を分かってもらうことが治療の第一歩なんですから」

 

「へ〜、ありがたいこってすネ(ちょっと安心かも)」

 

 

ページをめくると、最初にお口の様子の全体像、むし歯について、歯ぐきについてそして最後に噛み合わせについて平易に書かれてありました。

 

 

最後まで話を聞いた与太郎さんは、

 

「先生、よ〜く分かりました。あっしの口の酷さがよ〜く分かりましたよ。じゃあ先生、これからあっしはどうすればいいんですかい?」

 

「ああまあそう慌てないで下さい。これからのことについては今からお話しますからね」

 

 

先生は、与太郎さんのお口の写真を大きく印刷した紙になにやら色々書き始めました。

 

 

「先生それは何です?」

 

「一本一本の歯に、どういう治療をするのかについて書いてるんです。チョット待ってって下さいね」

 

「へぃ」

 

と、私傷な与太郎さんです。

 

「じゃあこの歯から始めますね。この歯はね、なんとかなりそうですよ。先ず、ここに詰めてある古い詰め物を外します。おそらく中にはすっ〜ごい虫歯がありますよ。歯の写真やレントゲンにも写ってましたでしょう?」

 

「へぇ、確かにそうでした・・・けど、外した後はどうするんです?外しっぱなしじゃないですよね?」」

 

「当たり前じゃないですか。外したら中が良〜く見えるでしょ?そしたらね、ラバーダムをして顕微鏡を見ながらむし歯をね、徹底的に取るんです」

 

「ラバーダム?顕微鏡?なんですそれは?」

 

「詳しい話は、治療が始まったらお話ししますね。今日のところは時間の関係で・・・」

 

「分かりましたよ。それでその後はどうなるんですか?」

 

「むし歯を綺麗サッパリ取り終わったら、消毒をしてきれいな薬を詰めて終わりです。で、この歯は終りですよ」

 

「へ〜、この歯は一回で終わりですか、嬉しいっす」

 

「良かったですね。でもね、隣のこの歯はちょっと厄介ですよ・・・」

 

 

と、先生は一本一本の歯について詳しく治療法を解説していきました。そして歯ぐきや噛み合わせについても話してくれました。

そうこうしている内に、与太郎さんの表情が変わってきました。

不安でいっぱいだった気持ちが少しずつほぐれ、先が見えてきたというか安心してきたというか、そんな風な明るい表情になって行ったのです。

 

治療費の見積もりを手にした彼は、

「予想よりチョット高めだけど、先生、一所懸命働いてそんでもって通いますから、あっしの口よろしくお願いします!なにしろ一生の話ですからね!」

 

と、晴れやかな笑顔で帰っていきました。

 

「あ〜スッキリした。もっと早く診てもらえば良かったぜ。今日はお祝いだから大家さんでも誘って人形町の“玉ひで“にでもくり出そうかな(ウキウキ)」

 

相変わらず懲りない与太郎さんではありました(笑)。

 

 

解説

このように三回のデンタルドックは終わりました。これで与太郎さんのお口の復旧計画の青写真が出来たわけです。あとは計画に則って少しずつ治療を進めて行けば良いのです。

 

日本の一般的な治療法は、ご存知のように一本の歯単位(一歯単位)です。このようなその場限りの質の低い、緊急処置や応急処置のような治療を永く受けていますと、長期にわたるお口の健康を手に入れることはできません。しかし、今回のように、お口全体を考慮したアプローチ(一口腔単位)なら、「生涯自分の歯で健康的に暮らしたい」「歯のことで悩まない生活をしたい」そして「きれいな笑顔で歯を気にせず大きな口で笑いたい」等の“夢”は格段に叶いやすくなります。

 

いかがですか、ご自分のお口の“将来”に不安がお有りの方、試しに一度デンタルドック、受けてみませんか?不安が解消すること請け合いですよ(笑)。

 

では、おあとがよろしいようで!!